よく聞くカタカナ語の中には、不明瞭なフレーズもあります。
この記事では、「リグレット」の意味を分かりやすく説明していきます。
知っている言葉の数を増やしていきましょう。
「リグレット」とは?意味
リグレットとは、過去の出来事を後悔すること。
別の選択肢を選べばよかったと、思うことです。
自分のおこないに対して、悔やむ気持ちをあらわす言葉です。
後悔にまつわる言い回しに「後悔先に立たず」ということわざがあります。
これは、どんなに後から反省しても、過去に巻き戻ることは出来ないこと。
取り返しがつかない事態にならないように、じっくり熟慮してから進みなさいという例えです。
失敗すると「あの時こうすれば良かった」と残念な気持ちになります。
惜しいと思う気持ち、悔しがる思いが「リグレット」です。
「リグレット」の概要
リグレットは「regret」という英語から生まれた言葉です。
英語のリグレットにも、後悔や悔悟という意味があります。
悔悟(かいご)は少し難しい熟語ですが、後悔よりも重みのある言葉。
自分のしてきた行動や言動を「悪かった」と認めて、反省することです。
パナソニックの創設者でもある松下幸之助は、生前にこんな言葉を述べています。
「いい反省をすれば、誰でも大きく成長できる」と。
過去のおこないを見つめて、未来の自分に活かしていけば、例え失敗だと思えることでも自分の肥やしになると伝えているのです。
そういう観点からもリグレットは、深い意味のある言葉です。
「リグレット」の言葉の使い方や使われ方
リグレットは次のようなシーンで用います。
・「また安物買いの銭失い?リグレットしないようにね」 ・学生時代にもっと勉強しておくべきだったとリグレットした。
・昨夜のケンカを思い出しているのだろうか。
彼の表情にはリグレットの念が浮かんでいた。
リグレットは「懺悔や反省」に近い気持ちをあらわします。
打ちひしがれたような、暗いシーンで用いられることが多いです。
「リグレット」の類語や言いかえ
リグレットの類語には、次のような言葉があります。
・後悔する
・反省する
・罪の意識にかられる
・後ろめたい
・気が咎める
・後の祭り
リグレットと同じような言葉は「後悔」や「反省」です。
もう起きてしまった出来事や事柄に対して、残念に思う気持ちをあらわします。
「罪の意識にかられる」や「罪悪感を覚える」なども同じようなニュアンスになります。
ちなみに「後の祭り」というのは「手遅れ」ということわざです。
祭りが終わった後に出かけても、何も楽しめないことから生まれたフレーズです。
後の祭りにならないように、物事は何でも計画的に進めたいものです。
まとめ
「リグレット」の意味や使い方をチェックしました。
「リグレット」とは後悔すること。
過去の行動を反省して、悔やむ心情をあらわした言葉です。
リグレットの類語には「罪の意識にかられる」や「気が咎める」などがあります。
人生は波乱万丈に満ちていて、自分の思い通りにならないことも良くあります。
悪いと思ったことを素直に反省して周囲に謝罪すれば、新たな一歩を踏み出せます。
いい「リグレット」をおこないましょう。