「話のネタ」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

「話のネタ」とは?新語・ネット用語

「話のネタ」とは具体的にどのような意味合いで使われている言葉なのでしょうか。

今回は、「話のネタ」の意味と類似表現について解説します。

「話のネタ」とは?意味

「話のネタ」とは、「話をするときの材料」を意味する言葉です。


「話のネタ」の概要

人と話をするときには何らかのテーマや話題が存在します。

天気など当たり障りのない話から始まるのが一般的ですが誰とでも話ができる他愛もないテーマというのは無難である一方盛り上がりに欠け話を続けにくいという欠点があります。

「人と話をするときに盛り上がる話の材料」「話のネタ」といいます。

一般的には「話すために事前に準備しておく話題」「人に話して聞かせたいエピソード」など「そこから話が広がり盛り上がると思われる話の役に立つもの」「話のネタ」です。

「話のネタ」「ネタ」は元々寄席言葉であり「タネ」の上下を入れ替えたものです。

何かをするために事前に仕込んでおくもののことを「タネ」といいます。

これは植物の種のことで種をまくと芽が出て葉が開き花を咲かせたり野菜や果物が収穫できたりするところから「将来的な成功につながる事前の準備」「タネ」と表現します。

寄席の世界では物事を直接言わず隠語で表現する寄せ言葉がありますがこれはいわゆる業界用語です。

身内にしか通用しない寄席言葉では言葉の上下を入れ替える方法で隠語がつくられますが「ネタ」「タネ」の上下を入れ替えてつくられた造語です。

寄席の世界で「ネタ」という場合は「演目」を意味します。

落語家がする噺や漫才師がする漫才の内容が「ネタ」であり「人前で披露して笑いを取るためにあらかじめ準備しておく作品」を指す言葉です。

「話のネタ」というのは寄席の世界でいうところの「ネタ」と同じく「人に話すために準備しておくもの」を指します。

芸人の「ネタ」が完成した演芸としての作品であるのに対し「話のネタ」「噺のきっかけとなるような話題」でありそこまでしっかりしたものではなく出来事やちょっとした知識などを指しますが「話すために事前に準備しておくもの」という意味は共通です。


「話のネタ」の言葉の使い方や使われ方

・『トラブルを話のネタにする』
・『海外旅行中の体験がいい話のネタになった』
・『話のネタにしなければとても割に合わない』
・『許可を取らず話のネタにすればトラブルになるのも当然だ』

「話のネタ」の類語や言いかえ

・肴
「酒席で話される話題」を意味する言葉です。

本来の「肴」「酒を飲むときに一緒に食べる食べ物」つまり「酒のつまみ」を指しますが、食べ物と同じく美味しくお酒を飲んで盛り上がるために用いられる話題を酒のつまみになぞらえてこのように表現します。

まとめ

「話のネタ」は寄席や芸能の世界でのみ使われる言葉でしたが現在では一般用語としても広まっておりビジネスではスピーチの材料やアイデアという意味で用いられています。

難しい言葉ではないので意味を知っておきましょう。