「冥土の土産」とは?意味や使い方を解説

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意味と使い方
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「冥土の土産」

この「冥土の土産」は、「めいどのみやげ」と読みます。

「冥土」とは、死者が行きつく先だと言われており、俗に「あの世」「天国」とも表現されます。

「土産」は観光地などでよく聞く言葉で、そこを訪れた記念に持ち帰る為に貰ったり、買って帰るものです。

「冥土の土産」は、この2つの言葉の意味から作られていると考えていいでしょう。

「冥土の土産」の意味

「冥土の土産」とは、「冥土(あの世・天国)に行くまでに手に入れておきたいもの」を表現する言葉です。

実際にそのような所に何も持っていけるはずはありませんが、死ぬまでに「一度は所有した物」だったり、「聞いておきたい話」だったり、「見ておきたい光景」などを指して使います。

つまり、それ(物理的な物だけでなく、経験や思い出なども含みます)が手に入れば安心して死んでいけるという対象のことで、「冥土の土産に、あの山に一度は登っておきたい」などという使い方をします。

「冥土の土産」の言葉の使い方

冥土の土産という言葉を使うのは、そろそろ死期が近付いていることが分かった時(病気や大きな怪我などによって)や、自分でいつ死んでしまってもおかしくないと思うほどの高齢になった時です。

よって、若い人が使う言葉ではなく、主に年配の人のみが使える言葉です(若くして不治の病に掛かってしまったような場合は除きます)。

決していい言葉ではありませんが、何がそれだと人に伝えることで、叶えてもらえるということも少なくありません。

「冥土の土産」を使った例文・短文(解釈)

冥土の土産を使った例文や短文です。

どれもよく見聞きする形ですが、この言葉を使うということは、自分の人生がそろそろ終わりだという意味でもあるので、あまり使いたくはないものです。

「冥土の土産」の例文1

「冥土の土産に、一度は海外に行ってみたいものだ」

今では海外旅行など特に珍しくありませんが、一度も行ったことがないという人も居るでしょう。

その為、死ぬ前に日本以外の国に行くという「冥土の土産」が欲しいという年配の人がそれなりにいてもおかしくありません。

ただし、あまり高齢になると、それ自体は難しくなることも多いので、なるべく早いうちに行った方がいいと言えるかも知れません。

「冥土の土産」の例文2

「初めて囲碁であの人に勝つことができたので、いい冥土の土産になった」

今まで一度も勝つことができなかった人に勝てて、心残りがなくなったと言っている例になります。

それだけ囲碁がいい趣味になっていたと分かる例文で、このようないい”経験”が「冥土の土産」とされることも多いです。

「冥土の土産」の例文3

「冥土の土産という表現は、自分の宗教では存在していない」

「冥土」という言葉は、仏教からきています。

その仏教では、人間は死んだ後に閻魔の審判を受けるともされており、このような死後にどうなるのかについては宗教によって解釈が異なっています。

日本で一番多いと思われる「無宗教」と呼ばれる人は、仏教に準じた考え方で構わないとされていますが、仏教以外の特定の宗教の信仰者は、その教えを信じて日々生活しています。

よって、「冥土の土産」という言葉を使うことのない(そういった考え方がない、そもそもその宗教では「冥土」というもの自体が存在しない)人も居るということです。

「冥土の土産」の例文4

「冥土の土産を言い出すなんて、縁起でもない」

自分はこれを「冥土の土産」にしたいなどと言われた人が、それに対して発言しています。

これについてどうのこうのと言い出すということは、そろそろ死んでしまうだろうと言っているに等しいので、それに対して縁起でもないと言っているという訳です。

このように、あまり簡単に使ってしまうと、周りの人にそう思わせてしまったり、驚かせてしまうことがあるので、使う相手やタイミングには注意しないといけません。

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