「去る者は追わず来る者は拒まず」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「去る者は追わず来る者は拒まず」とは?ことわざ・慣用句

この記事では、「去る者は追わず来る者は拒まず」の意味を分かりやすく説明していきます。

「去る者は追わず来る者は拒まず」とは?意味

「去る者は追わず来る者は拒まず」の読みは、「さるものはおわず、きたるものはこばまず」です。

「くるものはこばまず」ではない点、注意が必要です。

このことわざの意味は「自分を信じられずに去りたい人を、引き止めることはしないし、 自分のところに信じてやって来る人は、すべて受け入れるということ」です。


「去る者は追わず来る者は拒まず」の概要

このことわざは「孟子」尽心下の「それ予の科を設くるや、往(さ)る者は追わず、来たる者は拒まず」の記述が由来です。

このことわざで使われている「去る」「来る」は、自分の所から距離的に離れたり、近づいたりすると言う意味より、信じる心や愛情が自分から「去ったり」「やって来る」を指すものです。

従って、前項の様に「信じられずに去る」「信じて来る」との意味が込められた言葉なのです。

自分の拘りを捨てて、相手の意思を大切にする、すなわち、ありのままを受け入れる心の広さを表現することわざとも言えるのです。

孟子は弟子に対する接し方として、このようなスタンスを取ったと言われていますが、実際にこの様なスタンスを取る人の心理や理由としては、以下の様なことが考えられます。

A.自分の意思が弱く、受け身体質、B.自分以外に興味が薄く、他人に依存や固執をしない、C.自分が嫌われたくない気持ちが強い、D.コミュニケーションが苦手で対応できない、E.好きでなくても、仕事等に支障を来たさぬように大嫌いにならないため、と言ったことが挙げられます。

従って、このことわざを使った場合、そのシチュエーションと、使った人が普段どんなタイプだと思われているかによって、聞いた人の印象や捉え方は異なって来ると言えます。


「去る者は追わず来る者は拒まず」の言葉の使い方や使われ方

「去る者は追わず来る者は拒まず」の言葉は、以下の例の様に使われます。

・『彼は女性との付き合いに関して、去る者は追わず来る者は拒まずと言うけれど、それは単に女性をどう扱えば良いのか分かっていないだけだ。自分の意思が弱く、受け身体質、B.自分以外に興味が薄く、他人に依存や固執をしない、C.自分が嫌われたくない気持ちが強い、D.コミュニケーションが苦』

・『人間関係でストレスを感じているなら、去る者は追わず来る者は拒まずの姿勢で生活すれば、楽になりますよ。』

「去る者は追わず来る者は拒まず」の類語や言換え

このことわざは、前半と後半に分けて類語を考えると分かりやすいと言えます。

前半の「去る者は追わず」は、「執着心がない」「諦めが早い」と言い換える事が出来、また後半の「来る者は拒まず」「心が広い」「寛容」「器が大きい」などと言い換える事が出来ます。

従って、前半の言い換えと、後半の言い換えを組み合わせれば、使うシーンに応じた最適な言い換えが可能と言えます。

まとめ

「去る者は追わず来る者は拒まず」とは「自分を信じられずに去りたい人を、引き止めることはしないし、 自分のところに信じてやって来る人は、すべて受け入れる」と言う意味のことわざです。