「うち粉」と「片栗粉」の違いとは?分かりやすく解釈

「うち粉」と「片栗粉」の違い違い

この記事では、「うち粉」「片栗粉」の違いを分かりやすく説明していきます。

「うち粉」とは?

「うち粉(うちこ)」とは、「そば・うどん・パイなどの生地が台につかないように、台上に振りかける粉」のことです。

「うち粉」には、「水に溶けにくい性質を持つ片栗粉」「小麦粉の中でも水分吸湿性が低い強力粉(きょうりきこ)」が適しています。

「うち粉」というのは、「食用にする料理の用途」ではなく「生地が台に付着しないようにする用途」で使用する片栗粉や小麦粉のことなのです。


「片栗粉」とは?

「片栗粉(かたくりこ)」とは、「ジャガイモのデンプンを精製した料理・うち粉に使う粉」のことです。

現在の「片栗粉」の原料は「ジャガイモのデンプン」が多いのですが、元々はユリ科の植物である「カタクリのデンプン」が使われていました。

「片栗粉」は、水に溶かして加熱すると糊化(こか)して「とろみ」が出るので、「あん掛け・とろみ付けの料理(中華丼・皿うどん・カレーやシチューなど)」に使われます。

また「片栗粉」は小麦粉のように「肉・魚の揚げ物料理」にも使うことができ、白い衣でサクッとした軽い食感の「竜田揚げ」になります。


「うち粉」と「片栗粉」の違い!

「うち粉」「片栗粉」の違いを、分かりやすく解説します。

「うち粉」として「片栗粉・小麦粉(強力粉)」が使われることがあるので、粉の成分・種類そのものは「うち粉」「片栗粉」は同じであることが多いのです。

ただし「うち粉」というのは「そば・うどん・クッキーなどの生地を伸ばしたり切ったりする時に、台につかないように振りかける粉」のことであり、「片栗粉」「粉の種類は同じでも用途(使い方)が違う」という違いがあるのです。

「うち粉」に対して「片栗粉」のほうは、「あん掛けなどのとろみをつける料理や揚げ物の料理をつくる用途で使われる」という違いを指摘できます。

まとめ

「うち粉」「片栗粉」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「うち粉」とは「うどん・そば・クッキーなどの生地を伸ばすときに、生地が台につかないように振るう小麦粉(強力粉)・片栗粉」を意味していて、「片栗粉」とは「料理(とろみ)に使用するジャガイモのデンプンから精製した粉・元々はユリ科の植物であるカタクリのデンプンから精製した粉」を意味している違いがあります。

「うち粉」「片栗粉」の違いを詳しく調べたい時は、この記事をチェックしてみてください。

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