3時のおやつという言葉もありますが、生活の中で食事とは別に何かを食べることは多いでしょう。
このときに食べるものを「お菓子」と言うことが多いですが、近年「スイーツ」という言葉もよく聞かれるようになりました。
この記事では、「お菓子」と「スイーツ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「お菓子」とは?
「お」は丁寧語なので、単語としては「菓子」です。
食事の他に食べるものという意味ですが、特に嗜好品を指します。
「菓子」は更に和菓子、洋菓子、干菓子、生菓子など、ジャンル分けもできます。
また、水菓子という言葉は果物を指すので知っておくと良いでしょう。
「お菓子」の使い方
上述の通り嗜好品を指すので、「おやつ」とイコールではありません。
栄養としては必要ないですが、美味しい、香りが良いなど、五感に快感を与えるものです。
ビスケットや大福、ゼリーなど多くの種類があります。
「スイーツ」とは?
1990年代の後半から使われるようになった言葉で、イギリスでデザートを指す「sweets」が元になっています。
“sweet”は「甘い」という意味なので、文字通り甘いもの、お菓子のことを指しますが、中でも洋菓子をさすことが多いです。
「スイーツ」の使い方
基本的にケーキやマカロン、プリンなど、甘い洋菓子を総称して「スイーツ」と言います。
和菓子に対してはあまり使いませんでしたが、近年「和スイーツ」といった表現も出てきました。
また、甘いものであっても果物には使わないのが一般的です。
「お菓子」と「スイーツ」の違い
意味合いが重なる部分もありますが、「スイーツ」は「お菓子」の一部だと捉えると分かりやすいでしょう。
まず味でいうと、「お菓子」にはしょっぱいものや辛いものも含まれますが、「スイーツ」は甘いものだけを指します。
そしてジャンルでいうと、洋菓子を中心とする「スイーツ」に対し、「お菓子」は複数のジャンルを表します。
「お菓子」=「スイーツ」ではないので、注意しましょう。
「お菓子」の例文
・『角にお菓子屋さんができた』
・『おやつにお菓子を食べる』
・『スーパーのお菓子売り場』
・『このお菓子を手みやげにしよう』
「スイーツ」の例文
・『新作スイーツの完成』
・『私はスイーツが大好きだ』
・『あの店でスイーツを売っている』
・『この和スイーツを食べたい』
まとめ
普段なかなか違いを意識しない「お菓子」と「スイーツ」について考察しました。
「スイーツ」が使われるようになって日は浅いですが、そろそろ一般的に定着してきた言葉です。
「お菓子」は多くのジャンルや味のものを指すのに対し、「スイーツ」は甘い洋菓子を中心に指します。
合わせて「お菓子」は栄養ではなく快感を求めて食べるもの、ということも押さえておきましょう。
おやつにおにぎりやパンを食べる場合は、「お菓子」でも「スイーツ」でもなく「間食」と表現することになります。