あなたはどんなうどんが好きですか。
この記事では、「かけうどん」と「釜揚げうどん」の違いを分かりやすく説明していきます。
「かけうどん」とは?
「かけうどん」とは、ゆでたうどんに熱いつゆをかけたものです。
「うどん」は、小麦粉に少量の塩を加え、水とともに練り合わせ、薄く伸ばして細く切り、ゆでた食べものです。
小麦粉には、強力粉、中力粉、薄力粉があります。
これらは小麦中に含まれるタンパク質量による分類で、強力粉がもっともタンパク質含有量が多く、薄力粉がもっとも少なくなっています。
強力粉は水と一緒に混ぜ合わせると強い粘りが出ることが特徴で、主にパン作りなどに使用されています。
薄力粉はケーキやクッキーなどのお菓子作りに使用されることが多いです。
「かけうどん」には中力粉が使用されています。
うどんに強力粉を使用すると粘りが強すぎ、薄力粉では弱すぎます。
小麦を水とともに練ると粘りが出るのはグルテンによるものです。
グルテンとは、小麦やライムギなどに含まれるたんぱく質の一種である、グルテニンとグリアジンが結びついて形成されたものです。
「かけうどん」のつゆは家庭や飲食店によって異なり、かつお節や昆布などからとった出汁が使用されています。
「かけうどん」はシンプルなうどんで、具材をつけたすことでさまざまな味を楽しむことができます。
天かすをのせればたぬきうどんに、おあげをのせればきつねうどんになります。
また、シンプルだからこそ、麺とつゆの味をじっくり感じられます。
「釜揚げうどん」とは?
「釜揚げうどん」とは、ゆでたうどんを釜からあげ、ゆで汁ごと器に入れたものです。
別の器に入れたつゆにつけて食べます。
「釜揚げうどん」は水で締めていないため、出来立ては温かです。
そして、もっちりした食感があります。
また、うどんは熱をもったままなので、その熱によって時間経過によりうどんの食感が変わっていきます。
ゆでたうどんを水で洗うと、うどん表面に付着しているぬめりが取り除かれますが、「釜揚げうどん」には、このぬめりがやや残っています。
表面にぬめりの成分が残っているからこそ、つゆがうどんによく絡まります。
「釜揚げうどん」のつゆには、かつお節や昆布などからとった出汁が使用されます。
「かけうどん」と「釜揚げうどん」の違い
「かけうどん」は、つゆに浸っています。
ゆでたうどんに熱いつゆをかけたものです。
一方、「釜揚げうどん」は、つゆに浸っていません。
ゆでたうどんを洗わず、そのまま器に盛りつけたもので、別の容器に入れたつゆにつけて食べます。
「うどん」とは、小麦粉に少量の塩を加えて、水で練り、薄く伸ばして切り、ゆでた食べもので、「かけうどん」にも「釜揚げうどん」にもこの「うどん」を使用しています。
その点では同じです。
まとめ
どちらもシンプルなうどんなのですが、違うものを指しています。
大きな違いは、最初からつゆに浸かっているのか、浸かっていないのかという点です。