この記事では、「がさつ」と「大雑把」の違いを分かりやすく説明していきます。
「がさつ」とは?
性格や言動の様子を表す言葉のひとつで、決して誉め言葉ではありません。
言動が荒々しく、気配りなど細かなところまで気持ちが行き届かない様を表しています。
特に女性らしさとは対極にある言葉なので、女性に対して使うと強い侮蔑の言葉になります。
男性が言われたとしても、女性が言われたようなダメージは受けないのが一般的です。
「がさつ」の使い方
「あの子はがさつだから、この役目は任せられない」「がさつにもほどがある」「正直言って、あなたの一番の短所はがさつなところ」
「大雑把」とは?
細かなことは気にならず、また目に入りません。
加えて、何事も大局的な物の見方をしがちな人を表す言葉です。
大雑把はおおらかさを含む意味でもあるので、欠点を示す言葉ではあるものの、強く矯正すべき性とは言えません。
「大雑把」の使い方
「その大雑把な性格をどうにかしないと痛い目に遭う」「あなたの大雑把な性格は短所であり、長所でもある」「この苦境においては、あなたの大雑把な性格に救われる」
「がさつ」と「大雑把」の違い
同じ意味として使っても違和感のない言葉ですが、どちらが嫌がられるかと言えば、断然「がさつ」です。
粗雑の程度が人をイラつかせるのが「がさつ」であり、「大雑把」は細かいことが苦手な人程度の認識で終わります。
まとめ
「がさつ」も「大雑把」も日常的で、特別に注意を払って使うことのない言葉です。
しかしながら、実際には「大雑把」ならばまだしも「がさつ」と言われて傷ついている人がいることも確か。
次の機会には、「がさつ」と「大雑把」は区別して使うようにしましょう。