この記事では、「ぐらつき」と「がたつき」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ぐらつき」とは?
「ぐらつき」というのは安定をしていた状態の物が安定を失ってぐらぐらと動くようになってしまう状態を指す言葉になります。
そして「ぐらつき」というのはある物が安定を失ってぐらぐらと動くようになっているのですが、それによって音がする事はないです。
「ぐらつき」というのはあくまで安定を失ってしまった状態でぐらぐら動くようになっている事を指す言葉だからです。
「がたつき」とは?
「がたつき」というのはある物がガタガタと音を出す様子を指す言葉になります。
本来なら音を立てることなく静かに使える物がたがたと音を出してしまようになっている時に「がたつき」を感じるといった感じで使う言葉です。
なので、「がたつき」というのは不安定な状態になっているだけでなくがたがたと音を出すようになっているというのが加わります。
本来なら少し揺らしたくらいでは安定を失わない物がちょっと揺らしただけでがたがたと音を出して安定感を失っているような時に「がたつき」という表現を使う事になります。
ですから、単に安定感を失った状態だけでは「がたつき」という表現は使わないです。
「ぐらつき」と「がたつき」の違い
「ぐらつき」とがたつきの違いは「ぐらつき」もがたつきも安定を失っているという点では同じですが、単に安定感を失っているのがぐらつきでぐらぐらと動くようになっているのが「ぐらつき」ですが、「がたつき」の場合は安定感を失っているだけでなくがたがたと音を出すようになっているのがたつきです。
なので、同じように安定していたはずの物が安定感を失ってしまっている点では同じですが、「ぐらつき」の場合はぐらぐらと動くようになってしまっているという状態に対して、「がたつき」はがたがたと音を出すようになったという全く違った不安定感を表現しています。
ですから、「ぐらつき」も「がたつき」も不安定な状態な物を表現するものですが、その意味は全然違います。
まとめ
「ぐらつき」の場合は物を使用する時にぐらぐらする感じがあって使用時に危険を感じやすい事が多いですが、「がたつき」の場合は使用時に危険を感じるというよりは使う時にがたがたと音がするようになってしまった事に対する不満が強いという事が多いです。
もちろん「がたつき」でもがたがたと音がして不安に感じる事もあるかと思います。
ですが、「がたつき」よりも一般的に「ぐらつき」の方が危険度が高い事が多いです。
なぜなら、「ぐらつき」の方は本来ならしっかり固定されているはずの物がぐらぐらするようになった状態だからです。
その点「がたつき」の場合は物を使っている時に不自然な動き等でがたがたと音がするということはあっても、「ぐらつき」のような不安定さはないので使っていてより危険を感じやすいのは「ぐらつき」の状態の時になります。
ただ、「ぐらつき」も「がたつき」も安定を欠いている状態なのは同じという事になるので両方とも安定した状態にするのが望ましいです。