この記事では、「ごっそり」の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。
「ごっそり」とは?意味
「ごっそり」とは、余すことなくすべて取るという意味があり、一つ残らずすべてのものを取り除いて、きれいにするときによく使われている言葉です。
少しだけではなく、その場の広さに対して半分以上取るとき「ごっそり取る」と言い表し、山積みとなっているものを半分以上取るというような状況の際に使われています。
多くのものを根こそぎ取り除き、後には何も残さないし、人には与えない状況を作り出し、相手に衝撃を与える際にも使われています。
「ごっそり」の概要
生えている髭を「ごっそり剃る」と言ってみたり、盛り付けられた料理を「ごっそりよそう」と使われているように、ほとんど残らないようにしてしまうという状況を言い表せます。
言葉の由来は髪の毛を全部剃ってしまうさまを表す言葉で、かなり様変わりした頭の様子から、だいぶ前と違う状態を言い表せる言葉にもなります。
また、反対に「賭け事でごっそりと儲ける」など良い状態になって人が嬉しいと思うさまを表すときは数量の多い状態を表し、いかに増えたかを伝えます。
「ごっそり」の言葉の使い方や使われ方
人の物を多く取り、後には残さないという意味で使われており、残り少なくなった状態にすることで敵対する相手に衝撃を与えて、精神的に傷つる自分の思惑を表せます。
類義語には「何もかも」盗み取ってしまうや、一つ残らず「余すことなく」奪い取ってしまうなどがあり、かなり多くの量を我が物にしてしまった人の行為に対しても使われています。
悪い意味で使われるだけではなく、多くの汚れを吸い取る掃除機や「ごっそり」と洗濯機のカビを取り除けるクリーナー、多くの耳垢が取れる耳かきなどいかに取りたいものが綺麗な状態になるかを表せる意味にもなります。
「ごっそり」を使った例文(使用例)
・『隣の山に生えている松茸が夜の間にごっそりと盗まれてしまった』
・『髭が鬱陶しく感じた私はいっそうのことごっそり剃ろうと理容院へ向かった』
・『上司の奥さんはFXでごっそりお金を儲けたので豪華客船で旅行へと出かけた』
高い価格で売れる松茸を狙う泥棒は人気のない深夜を狙い、ほとんどの松茸を盗んで行ったという恐ろしい状況を表したり、髭がすぐに生えてしまう人はすぐに生えないよう毛根から抜く人もいます。
また、FXや株、賭け事で大きく儲かったと表すときは「ごっそりと儲けた」とかなり驚くような金額になったことを表せます。
まとめ
根こそぎ土砂をとる、残らずご飯をお茶碗によそうなど、かなり多くあった状態から取ってしまうことを「ごっそり」と言います。
かなり多くの量をとってしまうものですから、残りはない状態であり、後の者には残さないという気持ちを言い表せる言葉です。
反対に、「ごっそりと儲ける」と今よりも良い状態になったときに使える言葉でもありますので、状況によって使い分けてみるといいでしょう。