日本語には丁寧語や尊敬語などあり難しいです。
この記事では、「しております」と「しています」の違いを分かりやすく説明していきます。
「しております」とは?
「いる」の謙譲語が「おる」です。
「おります」は「おる」に「ます」をつけて丁寧に表現したものです。
謙譲語にはⅠとⅡがあり、「しております」は謙譲語Ⅱに分類されます。
謙譲語Ⅱは相手に対して丁重に述べるもので、丁重語とも呼ばれます。
謙譲語Ⅱで表現される動作は話し手のことについてです。
「掃除をしております」「犬の散歩をしております」といった使い方をしますが、これらの文章はどれも動作を行っているのは話し手です。
「しています」とは?
「しています」は「いる」の丁寧語です。
話し手が聞き手に対して丁寧に言うときに用いられます。
尊敬語は聞き手を待遇する表現、謙譲語は自分をへりくだった表現ですが、丁寧語は相手が自分よりも上か下かは問わずに使用されます。
「ランニングをしています」「料理をしています」のように使われます。
「しております」と「しています」の違い
「しております」と「しています」では、「丁重」さが違います。
より丁重な表現は「しております」です。
目上の人に対して使用されることが多くあります。
「しています」は丁寧な表現ですが、聞き手が話し手よりも上か下か関係なく、日常的に使われています。
まとめ
丁重語や丁寧語など、日本語にはさまざまな表現があり、使い分けが難しいですが、うまく使い分けられれば聞き手を丁寧に扱うことができます。