この記事では、「すいません」と「すみません」の違いを分かりやすく説明していきます。
「すいません」とは?
「すみません」の俗な言い方です。
自分が悪かったと認めて、責めないでくれと相手に求めるときや、ありがたい気持ちを表すときや、何かをお願いするときなどに使用する言葉です。
お中元をもらったときのことで考えてみます。
お中元は、ありがたい気持ちを示すために、お世話になった人に贈り物をするあいさつです。
7月、8月くらいの暑い時期に贈られるので、水ようかん、そうめん、ゼリーなど涼しげなものが選ばれる傾向があります。
これ以外にも、食用油、タオル、ハムなどもよく贈られる品物です。
こういったものをもらった相手が「すいません」ということがあります。
これは感謝を表しの言葉です。
わざわざこういったものを贈ってくれて申し訳ない、という気持ちも含まれています。
今度は道を尋ねるときのことで考えてみます。
道に迷ってしまって、近くにいる人に尋ねたとします。
このとき、いきなり「道を教えてください」といわず、その前に「すいません」と声をかけたりします。
これは、依頼の意味があります。
「すいません」の使い方
さまざまな事柄に使える非常に便利な言葉です。
相手に許しを請うとき、ありがたい気持ちを伝えるとき、何かを頼むときなど、さまざまな事柄に使用できます。
「すみません」とは?
「すまない」の丁寧な言い方です。
「すまない」は、自分が悪かったことを認めて、責めないでくれと相手に請うときや、ありがたい気持ちを伝えるときや、何かを頼むときなどに使わる言葉です。
職場でコーヒーを入れてもらったとき、相手に申し訳ないなと感じる人ことがあります。
こちらが頼んでもいないのに手間をかけて淹れてくれて、申し訳ないと感じてしまうのです。
あるいは、わざわざ自分の分まで淹れてくれて、ありがたいと感じることもあります。
こういったときに「すみません」という言葉がでてきます。
コーヒーを淹れてくれた例でいうと、申し訳ないという謝罪の気持ちや、ありがたいという感謝の気持ちで発言をしています。
「すみません」の使い方
さまざまな事柄に使える非常に便利な言葉です。
相手に許しを請うとき、ありがたい気持ちを伝えるとき、何かを頼むときなど、さまざまな事柄に使用できます。
「すいません」と「すみません」の違い
意味は同じです。
「すいません」は俗な言い方、「すみません」は「すまない」の丁寧な言い方になります。
「すいません」の例文
・『すいませんと何度も謝っていた』
・『お礼をいうときはすいませんではなく、ありがとうだ』
・『すいません、これ落としましたよ』
・『はいはい、すいませんね』
「すみません」の例文
・『すみませんが、道を教えてくれますか』
・『すみません、ちょっと待ってください』
・『何もできず、すみません』
・『すみませんが、その日は空いていないんです』
まとめ
意味は同じ2つの言葉ですが、丁寧さが違います。