この記事では、すごくととてもの違いを分かりやすく説明していきます。
すごくとは?
すごくとは、伝えたいことをいい意味で強調したいときに使われる言葉です。
話し言葉で使われており、副詞的に用いる言葉になります。
用語として使えるすごくは、イ形容詞とナ形容詞、動詞に用いるのが一般的です。
使い方としては、人がやることに対して「踊りがすごくうまい」「すごく若く見える」と褒めるときに使ったり、反対に「すごく下手だ」「すごく迷惑しています」と相手に不快感を伝えるときにも使われる言葉です。
このすごいを付け足すことで、後ろにつながる言葉の意味をより強調できる言葉でもあります。
相手にもいかにそればいいのか、悪いのか伝えられます。
その話を聞いた人の方が「先生はすごい」「あなたはすごい」と伝えることで自分がいかに驚いたか、そう思っているかしっかり伝えられる言葉になります。
ただし、敬語の前に使うのは相応しくなく、その後に名詞を付けて話すのは避けた方が無難です。
とてもとは?
とてもとは、良いことに使われる言葉です。
後から付ける言葉をいかにいいことか強調して褒められる言葉になります。
人の行動を褒めるときに使う場合は「あなたはとても美しい」「とても話し方が丁寧だ」と使います。
人にだけではなく「空がとても美しい」「このアイスはとても美味しい」と光景から食べ物を褒めるときにも使えます。
反対に、悪いことにも使うときのとてもの場合は「とても汚らしい」「とても散らかっている」「とても薄気味悪い」となり、いかにその状況が良くないのか相手に伝えられるわけです。
すごくととてもの違い
すごくととてもの違いを、分かりやすく解説します。
良いことを強調するときに使うのがすごくで、悪いことをより強調するときに使えるのがとてもという違いがあります。
すごくは形容詞となり、とてもは副詞として使う違いもありますので、うまく伝えたいときにはどちらを使えばいいか使い分けてみましょう。
すごくの例文
・あなたの書く筆文字はすごく美しいので見習いたい。
・中学校からの親友に結婚を前提として付き合っていた彼女をとられて、すごく複雑な心境だ。
文字がすごくきれいだと思うときに相手へその気持ちを伝えられます。
また、一番大事な友達に愛する人をとられてしまったときのつらい胸の内を表すとき、その気持ちを強調して使える言葉です。
とてもの例文
・この店の天丼はとても美味しいのでおすすめです。
ぜひ食べてみてください。
・あなたはとても性格が悪いので、これからも付き合うことはないでしょう。
お気に入りのお店で一番美味しい食べ物を人に教えるときに伝えられます。
また、反対に性格の悪い人が嫌いという気持ちを強調して伝えられる言葉にもなります。
まとめ
どちらも強調して相手に伝えられる言葉です。
自分が過大に伝えたいときや、より共感する気持ちを伝えられる言葉でもありますで、どちらをその状況で使えばより相手を驚かせたり、気持ちを掴める言葉になるか考えてから使ってみるといいでしょう。