ネットスラングとしてたまに目にする「そらそうよ」の意味や由来、使い方とはどういうものでしょうか?
この記事では、「そらそうよ」について分かりやすく説明していきます。
「そらそうよ」の意味とは?
「そらそうよ」とは、「それはそうでしょ」や「そうなるのは当たり前だ」という意味で使用されるネットスラングです。
「そらそうよ」の発祥とは?
元阪神タイガース、及びオリックス・バファローズ監督を務めていた「岡田章布」の有名な発言であり、「どん語」のひとつです。
チームが敗戦した際に、(あたかも他人事のように)口にすることが多く、同氏の代名詞とも言えるフレーズとして扱われています。
「どん語」とは?
「岡田章布」のセリフ全般を指し、おもにネット掲示板「5ch」の一部界隈で使用されています。
同氏の愛称である「どんでん」にちなんで、「どん語」と呼ばれています。
先述した「そらそうよ」以外にも、
・「そう(トレードに)なれば、そう(出血覚悟に)なるやろ」
・「おお、もう・・」:チーム状況がボロボロな時に使用されます。
・「おかしなことやっとる」:もともとは「サイン盗み」に対して使用されていましたが、すごい成績や活躍をした選手に対する賞賛としても使用されています。などがあります。
「そらそうよ」の派生
2005年のセントラル・リーグにて阪神タイガースが優勝した際に、大分の八鹿酒造より麦焼酎「そらそーよ」が限定発売されました。
岡田章布氏自身も、2014年3月に本人の著書として「そら、そうよ 勝つ理由、負ける理由」のタイトルで出版し、週刊ベースボールでも「そらそうよ」のタイトルでコラムを連載しています。
また、ジーニアス英和辞典の英単語“manager”の「監督」の項目では、「『“Oh, year”(=そらそうよ)』はタイガースの岡田監督の口癖だ」という例文が掲載されました。
「そらそうよ」の使い方
基本的に「それはそうでしょ」のスラング的な言い換えとして使われます。
しかし、そこから派生して、「そんなことをすれば、そうなる(そうなるのは当然だ)」や「それは分かり切ったことだ」、「それ見たことか」、「言わんこっちゃない」など、皮肉をはじめ、様々なニュアンスで汎用的に使用されています。
「そらそうよ」を使った例文
・『ウィルス対策をしていなかったせいでパソコンがおかしくなった』→『そらそうよ』
・『昨晩、晩くまで起きてたせいで頭がボーッとする』→『そらそうよ』
・『オススメしてくれた曲を聞いたけどすごく良かったよ』→『そらそうよ』
・『過酷な労働環境で人が定着するわけがない、そらそうよ』
まとめ
「そらそうよ」とは、「それはそうでしょ」や「そうなるのは当たり前だ」、「それ見たことか」など、様々な意味やニュアンスで使用されているネットスラングです。
元阪神タイガース、及びオリックス・バファローズ監督を務めていた「岡田章布」の有名な発言が発祥であり、自他ともに同氏の代名詞としても扱われています。