この記事では、「つまずく」と「つまづく」の違いを分かりやすく説明していきます。
「つまずく」とは?
「つまずく」は、現代仮名遣いです。
漢字では「躓く」と書き、難しい漢字ということもあり、あまり、漢字を用いられることはありません。
多くの場合、平仮名で使用される言葉です。
「つまずく」は、言い換えれば、「けつまずく」です。
意味は、歩いている際、誤って足先に物などが当たってしまいよろけてこけてしまいそうになる様子です。
このような、物理的に足先に何かが当たりよろける様子だけではなく、何かを行っている最中に障害にぶち当たり失敗してしまうことも意味します。
「つまづく」とは?
歴史的仮名遣いとなる「つまづく」。
漢字では「つまずく」と同じく「躓く」です。
ただし、難しい漢字ということもあり、多くの場合、平仮名で使用されています。
意味は、「つまずく」とまったく同じです。
歩いている際、誤って足先に物などが当たりよろけてこけてしまいそうになる様子。
また、何かを行っている最中に障害にぶち当たり失敗してしまうことを意味します。
「つまずく」と「つまづく」の違い
「つまずく」と「つまづく」の違いは、現代仮名遣いか、歴史的仮名遣いか、だというだけです。
どちらも、意味は全く同じで使い方も同じです。
例えば、「段差に躓く」の場合、「段差につまずく」とも「段差につまづく」とも表記することができます。
また「勉強に躓く」の場合も、「勉強につまずく」とも「勉強につまづく」とも表記することができます。
何か物に足先が当たりよろけてしまう時が、「つまずく」。
障害にぶち当たり失敗してしまう時が「つまづく」などといった使い分けなどはなく、どちらの意味で、どちらの表記を使用しても問題はありません。
ただし、辞書では現代仮名遣いの「つまずく」で記載されています。
現代仮名遣いとは、1986年に構図された日本語の仮名遣いを意味します。
その中に、「づ」は「ず」に。
「ぢ」は「じ」に表記するといった決まりが掲載されており、それによって、それ以降、「つまずく」が正しい表記として用いられることになりました。
とは言っても、「つまづく」を使用したからと言って完全に間違っているとは言えません。
実際、パソコンなどで「つまずく」を入力する場合、どちらも正しく入力することができます。
まとめると、「つまずく」と「つまづく」は全く意味が同じの言葉で、仮名遣いが、現代仮名遣いなのか、歴史的仮名遣いなのか、といった違いのみとなります。
そのうえで、現在では現代仮名遣いが推奨されていることから、現代仮名遣いである「つまずく」が辞書などでも使われているということとなります。
まとめ
以上の説明から、どちらを用いても意味は全く同じだということがわかります。
そのうえで、どちらを使用すれば良いのか迷った際には、現代仮名遣いである「つまずく」を選ぶことで間違いだと言われることはありません。