この記事では、「なぞなぞ」と「謎解き」の違いを分かりやすく説明していきます。
「なぞなぞ」とは?
「なぞなぞ」は、一種のとんちで実のところ、正確な答えではないです。
例えば、「なぞなぞ」の代表格である食べられないパンの答えは、フライパンですが、これはとんちであるが故、食べられないパンという部分においてフライパンという答えが成立しますが、これはあくまでとんちであるが故許される答えになります。
その為、とんち云々で食べられないパンの答えを述べた場合、賞味期限切れのパンの他、腐敗して朽ち果てたパンの他などが本来、食べられないパンになるのです。
これが、「なぞなぞ」の基本原則で不条理ではありますが一応納得できる答えが「なぞなぞ」です。
「謎解き」とは?
「謎解き」は答えに至るまでが正確であることが条件で、謎を解いた側はその謎に迫る根拠を示すことで正しい答えであることを知らしめます。
この知らしめるですが、「謎解き」を一種のクイズであるとした場合、答えを答えたうえでその結論に至るまでを説明できればなお、正しい答えだと周囲の人物たちに知らしめたとという意味です。
「なぞなぞ」と「謎解き」の違い
「なぞなぞ」と「謎解き」の違いは、不条理であるが一応納得できる答えであるか、完全に納得できる正当な答えであるかです。
「なぞなぞ」入ってしまえば、不条理で理にかなうというより単に言葉遊びのとんちです。
その上で、「謎解き」は根拠が必要で、それを証明できれば周囲の人物たちに自分が述べた答えに対して正当性を主張でき、自分が正しいと言い切れます。
この言い切れるかどうかが両者の違いで言い切れるが故「謎解き」は理性的、言いきれないが故「なぞなぞ」は不条理で言い訳にしかすぎないというわけです。
「なぞなぞ」の例文
・『食べられないパンというなぞなぞの答えはフライパンというのはおかしい』
この例は、なぞなぞの定番である食べられないパンは何か?という答えがフライパンであるというのは不条理だという例です。
「なぞなぞ」は不条理が許されており、とんちなので利己的でなくとも成立し、言い方が悪いのですが答えは誰もが納得することを求めていません。
「謎解き」の例文
・『クロスワードのなぞ解きを終えた』
この例は、クロスワードという言葉を当てはめていくパズルを解き終えたという例です。
この例は、正しい答えを当てはめていくことで成立しますので、正しい答えを当てはめる「謎解き」がふさわしい表現法になります。
まとめ
「なぞなぞ」と「謎解き」の違いは、答えに至る過程で説得力があるか不条理で理にかなわないかです。
「なぞなぞ」は実のところ、とんちであるが故、答えについて正当性を求めてないです。
つまり納得を得ることはどうでもよく、どちらかというと面白おかしく答えを述べればそれが通ります。
しかし、「謎解き」はそうはいかず、正しい認識を持ち正しい答えを述べて初めて成立するため正当性および合理性に理性が必要不可欠です。