「にわか」と「エアプ」の違いとは?分かりやすく解釈

「にわか」と「エアプ」の違い違い

この記事では、「にわか」「エアプ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「にわか」とは?

「にわか」「俄か」と書き、意味は以下の通りです。

1つ目は「あるものごとが急に起こる様子」という意味で、今までなかったものが突然生じる様子を言います。

2つ目は「一時的に勢いを持つ様子」という意味で、ある一定期間だけ盛り上がり、急速に衰退する様子を言います。

上記に共通するのは「その時だけ急に盛り上がる」という意味です。


「にわか」の使い方

「にわか」「あるものごとが急に起こる様子」「一時的に勢いを持つ様子」という意味で使われます。

名詞・形容動詞として「にわかだ・である」と使われたり、副詞として「にわかに」と使われたり、「にわか雨」と複合語として使われたりします。

最近では俗語として「にわかファン」として、「あるものごとが流行ったことに便乗して、急にファンになる人」という意味で使われています。

「にわか」と略して使われることも多く、自らあまり詳しくないことを認める表現になります。


「エアプ」とは?

「エアプ」「エアプレイ」またな「エアプレイヤー」の略で、以下の意味があります。

1つ目は元の意味で、「実際に道具を使わずに、何かしているふりをすること」という意味で、空気中(エア)でふり(プレイ)をすることから使われる様になりました。

元は「エアギター」と呼ばれていたのですが、「プレイ」には様々な日常動作を表す意味があることから、「エアプレイ」になりました。

2つ目は上記から転じて「実際に経験していないにもかかわらず、あたかも経験者の様にふるまうこと」という意味です。

上記に共通するのは「実際にしない」という意味です。

「エアプ」の使い方

「エアプ」「実際に道具を使わずに、何かしているふりをすること」「実際に経験していないにもかかわらず、あたかも経験者の様にふるまうこと」という意味で使われます。

名詞・形容動詞として「エアプだ・である」と使われたり、動詞を伴って「エアプする・した」と使われたりします。

ネットで使われる場合、「知ったかぶり」「口先だけ」など、良くない意味で使われることが多い言葉です。

「にわか」と「エアプ」の違い

「にわか」「一時的、急に何かが起きること」「流行に便乗して急にファンになり、自分でも認めていること」という意味です。

「エアプ」「何かの動作のふりをすること」「経験者でないのに知ったかぶりすること」という意味です。

「にわか」の例文

・『ラグビーワールドカップで一気ににわかファンが増えた』

・『私はにわかですので、詳しくは知りません』

・『にわか雨に降られたのでデパートで雨宿りしていた』

・『にわかに雲行きが怪しくなってきた』

「エアプ」の例文

・『エアプのコメントがウザい』

・『彼のエアプぶりはSNSでも有名になっている』

・『エアプ勢が多いのでやりにくい』

・『エアプの言ってることは草』

まとめ

今回は「にわか」「エアプ」について紹介しました。

「にわか」「急にファンになること」「エアプ」「経験がないのに知ったかぶりすること」と覚えておきましょう。

違い
意味解説辞典