「まとまり」の意味とは?
「まとまり」とは、まず「2つ(2人)以上が集まった対象」を指して使います。
例えば、リンゴが3つあれば、その状態が「りんごのまとまり」だと表現でき、「そのまとなりになったリンゴを持ってきて」のような使い方ができます。
同様に5人集まっていれば、それも1つの「まとまりとしての集団」と表現できます。
そして、そのような物理的な状態に対してだけでなく、「締まり」という解釈で使うこともできる言葉です。
こちらの例では、「まとまりのない文章だ」といったような使われ方になり、締まった形になっていないと表しています。
「まとまり」の概要
先に挙げたリンゴなどの方の使い方は、「集まり」と言い換えることができます。
対して、「締まり」という意味の方もそのままその「締まり」と置き換えられることもありますが、「まとまり」独特の使い方のこともよくある為、その意味だけで覚えてしまってはいけません。
この言葉は絵画などの芸術作品にも使われることがあり、「何となくまとまりがないな」などと用いられます。
こういった場合には、「しっかりとした姿形になっていない」という「締まりがない」に近い意味ながら、「何を表現したいか分からない」といった隠れたニュアンスまで汲み取る必要があり、少し解釈が難しい使い方になります。
もっと詳しく言えば、具体的にどこがいけないのか、今ひとつなのかといったことまで明確には分からないものの、作品として締まっていない、主張したいものが見えてこないという時にそのような使われ方をします。