「ままならない」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「ままならない」とは?意味と使い方

この記事では、思い通りでないという意味合いで使われる「ままならない」の意味を分かりやすく説明していきます。

「ままならない」とは?意味

思い通りにならない、うまくいかない、自由にできないなどの意味合いがある言葉で、スケジュールや世の中などより大きな対象に対して使うこともありますが、掃除もままならないなど身近な対象に使うことも可能です。

はかどらないというニュアンスあるいは全く手を付けられないというニュアンスで使うこともあり、範囲が比較的広い言葉と言えます。

ままならないの助動詞系を使った例文「面会なまならず」という言葉では「面会うまくいかず」というニュアンスよりは「面会かなわず」という意味合いの方が近いと言えるでしょう。


「ままならない」の概要

ままならないは漢字で書くと儘ならないとなります。

この「儘」「我儘」のままにあたる部分でもあり、思い通りという意味合いになっています。

なお、全くままならない、全然ままならないなどという強調した使い方も可能となっています。

敬語表現ではなく、口語で使うケースも比較的多い言葉ではありますが、やや古めの表現と見なされる部分もあるでしょう。

「買い物もままならない状態で」「買い物もままならず」と助動詞で短くまとめることが出来、用例としてはこちらもかなり多く見られます。

「物事がままならない」など前に対象となる言葉をつけて使うこともありますが「ままならないまま本番を迎える」とあとにまた状況を説明する言葉をつけて使うことも可能です。


「ままならない」の言葉の使い方や使われ方

「忙しくて会いに行く予定を立てるのがままならない」「初めての野球なのでフォームがままならない」「ままならないなかで結論を出さなくてはいけない」「まったく世の中はままならない」「ここのところ天気が悪く漁がままならない日のほうが多い」「歩くのもままならない子供がこんなに大きくなって」などの使い方がありますが、うまくいかないという意味合いの言葉であるため、あまりポジティブなシチュエーションでの用例はないと言えるでしょう。

ままならない状況からの変化というところでポジティブにすることは可能です。

「ままならない」の類語や言いかえ

「うまくいかない」「思い通りにならない」「自由にできない」「難しい」「いいようにならない」などが言い換えとして可能でケースによっては「かなわない」「出来ない」も言い換えられます。

字数としてはままならないより短い難しいや出来ないなどがあっても使われる言葉であり、表現としての深みを出せる言葉であると言えるでしょう。

まとめ

「ままならない」という言葉はうまくいかない、思い通りにならないという意味合いがあり、忙しくて掃除がままならない=忙しくて掃除が出来ないという状況でも使えます。

「ままならない」は言葉としては用途はかなり広くなっていますが、表現をより豊かにできる言葉でもあります。

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