この記事では、「やる気が出ない」と「無気力」の違いを分かりやすく説明していきます。
「やる気が出ない」とは?
「やる気が出ない」とは物事をするという気持ちが表れないことです。
あくまで気持ちが出ないだけであるため、心はまだやらなくてはいけないことであるという認識を持っています。
その為、まだやる気持ちが奮い立てば再び物事をなすこととなります。
「やる気が出ない」の使い方
「やる気が出ない」の使い方ですが、物事をなそうとする気力がなくなってしまった場合、「やる気が出ない」と言い周囲の人物に対して何かをなそうとする気持ちが失われつつありますよとアピールすることに用います。
また、対象を変えることで第3者が対象者に対して「やる気が出ない」とした場合、客観的に見てやろうとする気持ちがないという使い方も可能です。
「無気力」とは?
「無気力」は何かをなそうとする気持ちが完全に消失した様です。
全くと言ってよいほど意気消沈している様であるため、この言葉は完全に、気持ちが折れてしまった場合使用します。
「無気力」の使い方
「無気力」は完全に心が折れてしまった場合に使用する言葉です。
その為、まだ、心がどこかに残っている場合、無気力と呼ばず、「やる気が出ない」などと記します。
「やる気が出ない」と「無気力」の違い
「やる気が出ない」はまだ何かをなそうという気持ちは残っているが奮い立つだけの要素がないことを意味します。
それとは異なるのが「無気力」でこちらは完全に心が折れてしまっているため、何かをなそうとする気持ちはもちろんのこと、行動しようという奮い立つ気持ちすらなくしてしまっているのです。
その為、両者の違いは奮い立つ要素があるかないかで、要素がない「無気力」はもはや全くの意気消沈状態で行動に移そうとすらしないです。
「やる気が出ない」の例文
・『○○と一緒だとやる気が出ない』
この例文は○○という人物といると気持ちが奮い立たずなそうとする気が起きないと解釈します。
○○という人物がいないことでやる気が奮い立つとみて取れるため、この場合、「やる気が出ない」がふさわしい言葉です。
・『このやる気が出ないのは○○が悪い』
この例文は、奮い立つ気持ちを持てないのは○○が悪い影響を与えているという解釈になります。
この場合、「やる気が出ない」は、なそうとする気持ちが薄れるという意味で、○○が悪い影響を与えるため奮い立たないのであって対象者が存在しなくなるとなそうとする気持ちが奮い立つと解釈します。
「無気力」の例文
・『なんでそこまで無気力でいられる』
この例文は、対象となる人物が全くと言ってよいほど何かをなそうとせず、何もしない状況下嘆いていると解釈します。
「無気力」は完全に心が折れてしまったと解釈できるのでこの場合、「無気力」が正しい言葉です。
・『○○さん、あなたが無気力でいられるのも時間の問題』
これは、○○という人物が何もなそうとせず、自らが心折れた状況下でいることが出来るのは時間の問題でいつまでもその状態をキープすることが出来ないと解釈します。
この場合、○○という人物はすでに生きるだけの気力を失っていると仮定した場合、いつまでも気にかけてくれる人物がいると思ってはいけないという解釈になります。
「時間の問題」とすることでその生活が続かないことを暗示しているため、この場合、生きる気力を失っている状態を維持することは時間が許さないということです。
まとめ
「やる気が出ない」と「無気力」の違いですが、より、心が折れて気力を失っているかどうかが一番の違いで、「やる気が出ない」はまだ気力を失っているが心は折れておらず何か奮い立つ出来事があれば再び、やる気を取り戻します。
ですが、「無気力」はもはや気力および心が折れてますので、何か奮い立つ動機や、なそうとする気持ちが起きないのです。