子供には元気な子が多く、大人がついていけないほどの元気を持て余している子も珍しくありません。
「やんちゃ」な男の子や「おてんば」な女の子は世話をするのも大変ですが、その「やんちゃ」と「おてんば」の違いはご存知でしょうか。
この記事では、「やんちゃ」と「おてんば」の違いを分かりやすく説明していきます。
「やんちゃ」とは?
「やんちゃ」とは小さい子供が駄々をこねたり悪戯すること、もしくはそう言った行動をする子供、また大人の言うことを聞かない子供です。
基本的には子供に対して使いますが、素行不良だった大人が当時は子供だったと言う意味で使われることもあります。
ですが通常「やんちゃ」という場合は、大きくても10歳前後の子供を指すと考えていいでしょう。
「やんちゃ」と言われる年齢に下限はありませんが、たとえむずがりやすかったり、親の言うことを聞かなかったりしても、乳児に対して使われることはありません。
自力で立って歩けるようになり、自分で好きに行動できるようになった子供に使われる言葉です。
「おてんば」とは?
「おてんば」とは恥じらいが薄く、活発に動き、落ち着きがない少女、男勝りで勝ち気な女の子を指します。
ただし小さい子供だけでなく、10代の女性にも使われることがある言葉です。
落ち着きがない子供は男の子にも多いですが、「おてんば」は女の子に対してだけ使われ、男の子を「おてんば」とは言いません。
またジェンダーフリーの影響で、男子以上に男らしい女の子に対して、男勝りという意味で「おてんば」ということも減りつつあります。
「おてんば」は日本語由来の言葉ではなく、オランダ語に語源がある、いわゆる借用語の一つです。
元となった言葉はオンテンバールで、手に負えない、勝ち気という意味で「おてんば」もほとんど意味が変わっていません。
「やんちゃ」と「おてんば」の違い
「やんちゃ」は悪戯をしたり言うことを聞かない子どものことで、大人を困らせているという意味合いがある言葉です。
それに対して「おてんば」は活発な女の子を指す言葉で、現代では気性に対して困る、手がかかるなどの悪い意味で使われることは減っています。
また「やんちゃ」は男の子にも女の子にも使われるのに対して、「おてんば」は女の子にだけ使われ、男の子に使われることはありません。
年齢に関しても「やんちゃ」は基本的に小さい子供やそう言った子供の行動に使われますが、「おてんば」は10代や場合によっては20代など、広い年齢の女性に対して使われることがあります。
まとめ
元気が有り余っていることも、悪戯して大人の気を引こうとすることも、子供にはよくあることなので、「やんちゃ」や「おてんば」な子供は多いです。
しかし気性が変わらなかった場合、「やんちゃ」はティーンエイジャーになった頃には使われなくなるのに対し、「おてんば」は大人になるまで使われ続けることもよくあります。