「わしが育てた」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

「わしが育てた」とは?新語・ネット用語

この記事では、「わしが育てた」【わしがそだてた】の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。

「わしが育てた」とは?

「わしが育てた」【わしがそだてた】とは、阪神タイガースの星野仙一氏【ほしのせんいち】がトークショーで言った言葉です。

2005年に開催されたセ・リーグ優勝争いで活躍した中日ドラゴンズと阪神の選手を前に、星野氏は「中日の選手は私が育てた」と言い放ち、会場内を沸かせました。

この言葉が印象に残った電子掲示板のユーザーたちがことあるごとに「わしが育てた」と言葉を書き込みするような場面が増えていき、星野氏のAA(アスキート)まで登場して、おおいにその板を盛り上げたわけです。

監督としてやり手の星野氏は「鷲」と呼ばれる球団も立派に育て上げ、後世に残るチームへと導いた人材として名を残していきます。


「わしが育てた」の概要

星野仙一氏が言い放った「わしが育てた」という言葉が転じて、電子掲示板では実際たいしたことはしていないというのに、あたかも自分がやったと相手に伝えるときや、立派な功績を残したというとき「わしが育てた」と主張するように言います。

まったく名が売れていないアイドルを自分が宣伝したことで売れっ子にしたと思う人は「わしが育てた」と言い、自分の凄さを主張したいときに使うわけです。

どこか威張ったように感じる言葉ですが、それだけ自分がお金を使い、能力も使って立派に育て上げたという気持ちを人に伝えるため、電子掲示板では多大なる功績を残した監督の星野仙一氏の言葉を選びました。


「わしが育てた」の言葉の使い方や使われ方

無名であったアイドルや歌手、アニメ、映画などの内容を少し伝えただけでその作品がヒットし、多くの人の心をとらえて流行したとき、「わしが育てた」と伝えて、いかに自分が凄いことしたかを主張したいときに使います。

日本だけではなく、海外でも自分が「この作品はいい」と伝えたことで流行したときはさらに誇らしげに「わしが育て上げた作品だ」と偉そうに主張することで人々から褒められたい、尊敬される者になりたいと思うときに伝えられます。

このような者を揶揄するときや、相手にしたくないと思う人は自分がそれ以上に凄いことしたと伝えて、「わたしが育てた」と煽るときにも使います。

「わしが育てた」を使った例文(使用例)

・『このアイドルグループはわしが育てたんだ。凄いだろ』
・『わしが育てた後輩は教えを忠実に守ってるな』
・『なあに、わしが育てた球団は5つもあるんだ。君も見習えよ』
ローカルアイドルを応援して、人に良さをアピールして全国で人気があるグループに育てあげたいと思うとき、いかに自分が凄いことしてやってのけたかを伝えるときや、先輩として後輩を育て上げたとき嬉しい気持ちを表せます。

そんな自分が育てたチームやアイドル、球団の数を言うことでいかに大きな功績残したかを伝えられるだけではなく、見習って頑張れと応援するときの言葉にもなります。

まとめ

自分がいかに大きな功績残したかを言い表せるのが「わしが育てた」ですが、たいしたことはしていなくても電子掲示板ではいかにすごいことしたか誇示できる言葉になります。

自分の自慢話を「わしが育てた」に当てはめて、面白おかしく伝えてみるのも楽しいものとなるでしょう。