「イカ東」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

「イカ東」とは?新語・ネット用語

この記事では、「イカ東」【イカとう】の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。

「イカ東」とは?

日本を代表する東京大学に通う大学生を「東大生」【とうだいせい】と言いますが、彼らの服装はいつもチェック柄のシャツをぴたりとフィットしたジーンズに入れて、きっちりベルトしています。

肩には黒くて大きなリュックサックを背負っているコーデを好むという印象を与えますが、このようないかにも東大生という服装を「イカ東」【いかとう】と言い表し、どこかダサい服装をSNSや掲示板では揶揄されるわけです。


「イカ東」の概要

東大生といえばいかにもダサい服装や髪型、眼鏡をかけている真面目な印象を持つ人が多く、どこか近寄りがたい印象があります。

とくに、勉強だけにしか興味がない男性の方に当てはまる地味でオタクさが垣間見える服装にする学生は理科一類に多い傾向が見られるのです。

この理科一類には将来工学部へ就職する男性が多く通っており、見た目よりも工学の方にしか興味がないため見た目をお洒落にすることに疎い人ばかりなため「イカ東」は見た目がかなりダサくなってしまうわけです。

最近はだいぶお洒落に目覚める学生が増えてきており、以前のように地味で真面目な服装ばかりではなく、今風なコートやパンツを取り入れる人も増えてはいますが、まだ一定数の「イカ東」が大学のキャンパス内を闊歩する姿が見られます。


「イカ東」の使い方や使われ方

髪はいつもボサボサで、チェック柄のシャツを腰上まで上げたパンツの中に入れている男子学生を「イカ東」と見下すように呼びます。

教科書を手に持ち、前を向いてひたすら早歩きで歩く「イカ東男子」は、短時間に多くの情報を詰め込んだ会話するのも特徴的です。

話し出すと止まらなくなり、物凄い早さで話し終えるとぱたりと物静かになる姿は、普段からあまり会話したことがないだけにうまく相手と楽しく話せません。

そんな「イカ東」を人が見たとき「ひどい服装だな」と感じたときや、勉強はできるけど見た目が「ダサすぎて残念」に思える男子東大生をこ馬鹿にするときに使われています。

「イカ東」を使った例文(使用例)

・『イカ東と呼ばれる男子東大生は30年以上前から大学内に存在していた』
・『イカ東は圧倒的に男子学生に多く、シャツの模様はチェック柄を好む』
・『恋愛したことがないイカ東の学生は話をこじらせる』
急に現れたのではなく、すでに30年以上前から東京大学に「イカ東」は存在しており、当時から現在までほとんど服装や髪型が変わっていません。

昔からチェック柄のシャツにジーンズを合わせた服装を好み、ケミカルウォッシュというジーンズを選ぶ人が大半でした。

そんな学生は勉強ばかりしてきたため恋愛したことがなく、無知なのでどうも話をこじらせる傾向が強く、話していても面白くない印象を与えてしまいます。

まとめ

チェック柄のシャツを第一ボタンまで留めて、裾をパンツに入れてスニーカーを合わせるのが昔から東大生に見られるところであり、その一昔前のダサい服装を揶揄するときに使うのが「イカ東」と呼ばれる由縁です。

彼らも自分に合う服装を真面目に着こなしていますが、他の人から見ると「いかにも東大生」と思わせるほど真面目すぎるところからこの言葉が生まれたわけです。