この記事では、「インフレ」と「バブル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「インフレ」とは?
「インフレ」とは、「インフレーション」の略語となります。
「インフレ」は特定の経済部門の価格上昇だけではなく、一般的な物価の水準が継続的に上がります。
そして、それによりお金の価値が下落するという状態を言います。
「インフレ」になったと、日常生活で感じるのは、買い物する際に物の値段が高い、値上がりし続けているといったことからになります。
また「インフレ」の逆は「デフレ」と言います。
この状態の場合は、物価の水準が下がりますので買い物の際「安い」と感じることとなります。
一見「お買い得」のように思えますが「デフレ」が続くことで生活水準の低下、失業の増加が起こり景気後退、不況になるとされています。
「バブル」とは?
「バブル」とは、泡、あぶくといった意味の言葉ですが、泡のようにはかない投機現象のことを言います。
株、土地といった資産の価格が適正価格を大幅に上回る状況です。
日本においては、80年代に土地、株が高騰し「バブル」「バブル経済」と呼ばれています。
ですがこの好景気は長くは続かず90年以降に、地価、株価が急落しました。
そのことを「バブル崩壊」と言います。
「インフレ」と「バブル」の違い!
「インフレ」と「バブル」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉は意味が違いますので、混同しないようにしてください。
「インフレ」とは、一般的な物価水準が継続的に上昇し、貨幣の価値が下落することを言います。
つまり以前は1万円で買えたものが、現在では2万円出さないと買えないといった状態が「インフレ」です。
一方の「バブル」とは泡のようにはかない投機現象のことです。
株や土地などの価値が適正価格より大幅に上回る状況ですので、このような時期に資産を売却した人は儲けがあったことでしょう。
一方でこの時期の終わり頃に土地、株などを購入した人は、その後の「バブル崩壊」で資産価値が下がり大損となったケースもあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「インフレ」と「バブル」二つの言葉の意味と違いを説明しました。
それぞれの言葉の意味を正しく理解して使い分けてください。