この記事では、「インプロビゼーション」と「アドリブ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「インプロビゼーション」とは?
即興という意味です。
即興とは、その場で音楽を作ったり、演じたりすることです。
「即」には、すぐに、ただちに、「興」には、おこす、はじまる、盛んになるという意味があります。
その場ですぐに何かをやるといっても、話しをする、芸を披露するなどありますが、「インプロビゼーション」は特にその場ですぐに演奏をしたり、演技をしたりすることをいいます。
これは型にとらわれず、自由に表現されるものです。
演技の場合は、舞台では台本があり、その通りに演じていきます。
しかし、「インプロビゼーション」は舞台のように決められたものではなく、自由に表現が可能です。
「インプロビゼーション」の使い方
即興という意味で使用をします。
特に演奏や演技についていう言葉ですが、ゲームやテレビでもこの言葉が使われています。
たとえば、ゲームの場合だと、キャラクターの設定は決まっていますが、イベントに対してどのような反応をするのかは決められていません。
自由に表現できるのです。
「アドリブ」とは?
台本や楽譜などには記載されていない、その場で作るせりふ、演技、演奏などのことです。
ドラマの場合、ストーリーが決められており、登場人物がどこで何を言うのかも決められています。
その通りに演じたり、せりふを言ったりすることで、シナリオに向かってドラマが順調に進んでいきます。
しかし、ある程度自由が許される場面もあります。
たとえば、登場人物の1人が歌う場面があったとします。
台本には1人で歌うと記載されているのですが、同じ場面にいた人が一緒に歌い始めました。
これは台本には書かれていない、その場で考えた演技です。
これを「アドリブ」といいます。
こういったことを取り入れたドラマやCMなどがあります。
「アドリブ」の使い方
演技や演奏などについて使用する言葉です。
台本や楽譜などに記載されていないことを、その場で演じたり、演奏したりすることをいいます。
「インプロビゼーション」と「アドリブ」の違い
2つの言葉はほぼ同じ意味です。
はっきりと区別せずに使われることがあります。
違う部分は、「アドリブ」は台本や楽譜などに記載されていないことをするという意味ですが、「インプロビゼーション」は台本や楽譜などがない場面での即興を指す場合もあることです。
「インプロビゼーション」の例文
・『インプロビゼーションをする』
・『インプロビゼーションの曲』
・『インプロビゼーションを見せる』
・『インプロビゼーションを楽しむ』
「アドリブ」の例文
・『アドリブでやってください』
・『アドリブでコンサートをする』
・『アドリブが入っているCM』
・『急に言われてもアドリブは無理だ』
まとめ
2つの言葉の意味はほぼ同じで、同じような意味で使用されています。