「エビ偽造」とは?意味や言葉の使い方を解説

「エビ偽造」とは?新語・ネット用語

この記事では、「エビ偽造」を分かりやすく説明していきます。

「エビ偽造」の意味

「エビ偽造」とは「エビデンス偽造」の略語です。

この場合の「エビデンス」は、顧客資産証明を指します。


「エビ偽造」の解説

「エビデンス」の本来の意味は、英単語“evidence”に由来しており、物証や証拠、裏付けなどの意味合いがあります。

金融業界では「エビデンス」を公的な証明書類という意味合いの業界用語として使っていたことから、「エビ偽造」という隠語が生まれました。

「エビデンス」は、学術用語や業界用語によって意味合いが異なっていため、「エビ偽造」以外の使われ方には特に注意が必要です。

「エビ偽造」と言われるようになった背景には、スルガ銀行の社員が不動産業者に顧客資産証明の改ざんを指示した報道が発端となります。

報道では、スルガ銀行の社員は不動産業者に対して「エビ15“M”くらいお願いします」と指示したとされており、「エビ」の部分は、「エビデンス」を略したもので、顧客資産照明を意味する隠語です。

“M”の部分は、英単語“mega”を指しており、100万円を意味する言葉で、15Mとすると1500万円という意味になります。

「エビ偽造」“SNS”などで広がった背景には、海産物のエビを想像してしまい、面白かったという要素があります。

「エビ偽造」が行われた背景には、融資を受ける側の顧客には不動産に資産価値があるように見せかけられれば多額の融資を受けられたという事実があり、銀行員側には融資が出来たという実績があり、不動産業者側には取引に対する報酬が得られたとうことがあります。


「エビ偽造」の使われ方

「エビ偽造」は、スルガ銀行の事件や同様の顧客資産照明の改ざん事件が起こったとき、同様の事件が疑われるときの共通認識として使われています。