「オール」と「徹夜」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「オール」と「徹夜」の違い違い

この記事では、「オール」「徹夜」の違いを分かりやすく説明していきます。

「オール」とは?

英語で書いた場合、“oar”“all”があります。

“oar”は、ボートの櫂のことです。

船をこぐための道具で、木べらを大きくしたような形をしています。

“all”には4つの意味があります。

1つめは全部です。

あるものすべてという意味になります。

目の前に10個のコップがあったとします。

この10個をすべて指した場合に全部といいます。

1個でも違うものがある場合や除けるものがある場合は全部ではありません。

2つめの意味はスポーツで得点を数えるときに使う語で、双方とも、両組ともの意味です。

テニスなどで使われています。

3つめは、ある範囲の中から目的にあったものをすべて選んだことを表す語です。

日本プロ野球で「オールスターゲーム」というものがあります。

これは、日本プロ野球の選手すべての中から、選ばれた選手が集まって行われる試合です。

日本プロ野球という範囲の中から、選手を選んでいるので「オール」という語がついています。

4つめは、“all-night”の略です。

夜の間ずっとという意味になります。


「オール」の使い方

すべてという意味や、夜の間ずっとという意味で使用されることが多いです。

すべてという意味だと「成績がオールA」のような使い方をします。

夜の間ずっとという意味だと「オールで飲み明かす」のような使い方をします。


「徹夜」とは?

夜の間ずっと眠らずに過ごすことです。

なぜ眠らないのかは意味に含まれていません。

また、布団に入ったけれど眠れないといった意味ではありません。

たとえば、危篤状態の人がいたとします。

このようなとき、安心して眠ってなどいられないでしょう。

看病をする必要もあるかもしれません。

こういったときは、その人のそばにいて見守ったり、看病をしたりして、夜を過ごすことになります。

そのため、看病などをするものは床につくことができません。

これは「徹夜で看病する」などと表現できます。

面白い本があると夢中になってしまい、眠らずに読んでしまうことがあります。

これは「徹夜で本を読む」といった表現ができます。

「徹夜」の使い方

夜の間ずっと眠らずに過ごすという意味で使用をします。

夜勤の仕事で眠れないといった意味や、布団に入っても眠れないといった意味では使用しません。

「オール」と「徹夜」の違い

2つの言葉は夜の意味が似ています。

しかし、やや意味合いが異なり、「オール」はずっと行うこと、「徹夜」はずっと寝ないことを指しています。

「オール」の例文

・『オールカラーページの本』

・『オールインワンの化粧品』

「徹夜」の例文

・『今日も徹夜をしてしまった』

・『徹夜明けで疲れている』

まとめ

似た意味を持つ2つの言葉ですが、一方は夜の間ずっと行うこと、もう一方は夜の間ずっと寝ないことで、意味合いが異なります。

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