「カウンセリング」と「セラピー」の違いとは?分かりやすく解釈

「カウンセリング」と「セラピー」の違いとは?違い

「カウンセリング」「セラピー」はどちらもメンタル面における相談や治療に関する言葉ですが、細かな意味が異なります。

双方の正しい意味や使用する場面などを学んで、言葉に関する知識を深めましょう。

この記事では、「カウンセリング」「セラピー」の違いを分かりやすく説明していきます。

「カウンセリング」とは?

「カウンセリング」「精神的な悩みを持つ人の話を聞き、専門的な知識を用いて解決に向かうよう援助する方法」を意味し、「精神的な相談援助」とも呼ばれます。

「カウンセリング」には様々な手法があり、特に有名なのは「精神分析」「論理療法」「ゲシュタルト療法」などです。

カウンセリングをおこなう人のことを「カウンセラー」と呼びます。


「セラピー」とは?

「セラピー」「療法」「治療」を意味し、特に手術や医薬品などを要しない「心理的な療法」「物理療法」のことを指します。

「サイコセラピー(心理療法)」「音楽セラピー」「アロマセラピー」などの種類があります。

なお、「セラピー」を実施する人のことを「セラピスト」を呼びます。


「カウンセリング」と「セラピー」の違い

「カウンセリング」「セラピー」の大きな違いは、「誰が解決の主体となるか」という点にあるといえます。

「カウンセリング」は相談者の話を聞くことに重点が置かれ、「相談者が自力で解決策を見出す」という特徴があります。

カウンセラーが相談者の考えや意見をまとめて言語化するという場面もありますが、基本的には相談者が主体となって問題や悩みの解決方法を模索していきます。

一方「セラピー」は、より的確かつ迅速に問題を解決するために「セラピストが具体的な治療方法や解決策を提示し、相談者に働きかける」ことで問題の解決を目指します。

次に、「カウンセリング」「セラピー」の違いを分かりやすく解説します。

「カウンセリング」の例文

「カウンセリング」「相談者の話に耳を傾け、相談者自らが問題解決のための方法を見つけることを援助する」ことで、病院やクリニックをはじめ学校や企業など様々な場所で実施されています。

・『悩みが多くて食事も喉を通らないので、一度カウンセリングを受けてみようかな』
・『転職活動が難航しているのでキャリアカウンセリングを利用してみようと思う』
・『父はAGAクリニックの無料カウンセリングを受けに行った』
・『最近では、お肌に関するスキンケアカウンセリングというものがあるらしい』

「セラピー」の例文

「セラピー」「セラピストが悩みや目的に対する具体的な解決策を提唱する」という特徴があります。

メンタルに関するセラピーのほかに、ボディケアやリラクゼーションについてのセラピーも普及しつつあります。

・『対人恐怖症気味なので心理セラピーを受けることを検討している』
・『メイクセラピーを受けるようになって、祖母の笑顔が増えた気がする』
・『リンパセラピーで身体のむくみが改善されたように感じる』
・『花や園芸が好きなので、フラワーセラピーについて勉強してみようかな』

まとめ

「カウンセリング」「セラピー」の使い分けに迷った際は、「誰が主体となって問題の解決を目指すか」という点に着目しましょう。

両者の違いを知ることで、自分や身近な人が悩みを抱えた際に役立つでしょう。

言葉の雑学としても参考にしてください。

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