「キャッチー」とは?
キャッチーとは、インパクトのあるものに対し、それを表現する言葉です。
それが物だったり、人物だったり、歌だったりと、ほとんど対象を選ばず使うことができます。
ですが、この言葉でそれを表現した人がそう思っただけということも多いので、この言葉で表現された物や人(グループ)、歌などが必ずしも意味の通りになるとは限りません。
「キャッチー」の意味を詳しく解説
キャッチーは、「これは流行る」、「人気になりそう」だと思った対象に使います。
具体的には、「あの曲はすごくキャッチーだ」、「あのセリフはなかなかキャッチーだと思う」などという使い方になります。
曲やメロディーに対して使うことが多い言葉で、「キャッチーなメロディー」と言うと、流行って人気になりそうだという意味と共に、「耳に残る」、「口ずさみたくなる」という解釈も含んでいると考えていいでしょう。
このように、対象ごとに多少の拡大解釈をしても問題のない言葉です。
「キャッチー」の言葉の使い方
キャッチーという言葉は、そうだと思った対象を指して、そのまま使える言葉です。
「○○はキャッチーだ」と使えばいいだけなので、使い方はとても簡単です。
ただし、何に対してもすぐにこの言葉を使うような人の言うキャッチーな対象は、実際にはそうでもないことも多いと言えそうです。
「キャッチー」を使った例文と解釈
キャッチーは様々な対象に使える言葉なので、色々なそれに対して使っている例文を挙げていきます。
こんな対象にも使えるのかと思うかも知れませんが、使えない対象を探す方が難しいと言えるほど、オールマイティーに使える言葉となっています。
言わば、女子高校生が何に対しても「カワイイ」と表現するようなものだと考えてください。
「キャッチー」の例文1
「あのCMソングはとてもキャッチーだね」
キャッチーが一番使われる対象が、この音楽に対してです。
この言葉がいつ頃から流行り始めたのかは定かではありませんが、よく聞くようになった頃には主に曲やメロディーを指して使っていました。
こう表現するからには、よほど印象深いCMソングだということが分かりますが、あくまでその人がそう思っただけのことなので、何人もが同じように言っている場合を除いて、そのままそれほどのものだと受け取ることもないでしょう
「キャッチー」の例文2
「この春にキャッチーなファッションはピンクの上着だと書いてあった」
キャッチーはこのように、服装に対して使うこともできます。
しかし、この表現を使って無理矢理流行らせようとしているファッション業界の思惑が見え隠れしており、額面通りに信用してしまうのも危険です。
流行らせようする宣伝の為には「キャッチー」はいい文句になりますが、誰もがキャッチーだと思うものもそうはないと考えておきましょう。
「キャッチー」の例文3
「この前に行った絵画展で、すごくキャッチーな絵を見掛けた」
絵画やイラスト、ロゴマークなどに対しても、キャッチーは普通に使えます。
「インパクトが強かった」、「脳裏から離れない」といった解釈もできる表現です。
特にそれらに対して使う場合、「流行って人気になる」という意味より、「印象深かった」という意味で使っていると考えた方が、発言者の意図と一致する場合が多いと言えるでしょう。
「キャッチー」の例文4
「この前の日曜の夕方に、駅前でキャッチーな人が立って何かを配っていた」
この場合には、「目立っていた(インパクトがあった)人」という解釈が一番合います。
人に対して使う場合、大抵のケースであまりいい意味では使われません。
「キャッチー」という言葉自体に特に悪意は含んでいませんが、使い方によってはその意味としか思えない場合もあるので注意してください。