この記事では、「キャリアパス」と「キャリアプラン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「キャリアパス」とは?
「キャリアパス」は、英語の“career path”となります。
この“career”の意味は日本語で言えば正社員のような一生続けることができる仕事や専門的な職業、職歴などを指します。
そのため、同じ仕事でもアルバイトなどでは用いられません。
その“career”に“path”を加え、「目標とするポジションへの道筋」といった意味を表す単語となります。
このように聞くと、「キャリアパス」は仕事上、職業上でのステップアップや道筋を指すだけのように思えますが、それは違います。
実際には、夢に向かってどのような資格が必要なのか、どのようなスキルを身に着ける必要があるのか、などにおいても、この「キャリアパス」が用いられます。
「キャリアプラン」とは?
「キャリアプラン」とは、「自分の将来の理想を明確にした具体的な行動計画」を指します。
キャリアと聞くと職歴や経歴のみのように思えますが、ここで指す「キャリアプラン」は、職業に関わることだけではなく、人生そのものを意味も指すプランとなります。
「キャリアプラン」を考える際には、自分自身の価値観や仕事への希望、将来設計などを掘り下げて考え、それに伴うプランを立てることが必要です。
今後、人生において、どのような人生を送りたいのか、どのような自分になりたいのか、それに向けた未来予定図を完成させることが「キャリアプラン」なのです。
「キャリアパス」と「キャリアプラン」の違い
一見、同じように思える「キャリアパス」と「キャリアプラン」ですが、両者は少し異なった意味を持ちます。
「キャリアパス」は「目標とする道筋を立てる」ことを意味し、「キャリアパス」を知ることで、進むべき順序の確認を行うこととなります。
一方、「キャリアプラン」の場合は、「プランニング」の意味が強く、自分自身の人生、そして、目標を考えながら、どんな職業人生を送るべきなのか計画するものとなります。
簡単に言えば、「キャリアパス」は、現在、在籍している企業でキャリアアップするための目標とも言え、「キャリアプラン」は、転職や独立も視野に入れた人生計画となります。
そのことから、「キャリアプラン」のほうが、「キャリアパス」に比べ、大きな目標、大きな人生設計と言えるのです。
そのため、企業では「キャリアパス」を実施しているほうが多い傾向にあります。
まとめ
以上が「キャリアパス」と「キャリアプラン」の違いとなります。
どちらにおいても、今後、一生続けるであろう仕事において重要な計画と言える「キャリアパス」と「キャリアプラン」。
「キャリアパス」においては、企業でも重要視されていることが多く、企業内で積極的に取り組んでいるところも少なくありません。
また、転職する際にも重要視されることの多い「キャリアパス」となっています。