この記事では、「グラブロ」と「ヴァルヴァロ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「グラブロ」とは?
機動戦士ガンダムに登場するモビルスーツよりも大きな兵器で足に相当する部分はないモビルアーマーのひとつで水中専用の機体です。
型式番号はMAM-07です。
武装は7連装噴進魚雷発射管2門、対空ブーメランミサイルランチャー2つ、両腕のグラブロクロー2つとなっていて、ビーム兵器は搭載されていません。
設定上は非常に長い航続距離を誇ります。
なお、機動戦士ガンダムサンダーボルトに登場するグラブロはグラブロクローを踏襲しているものの、機体先端のくちばしのような開口部に大型プラズマ砲を装備し、両腕部にプラズマ砲、機体上部に魚雷発射管24門を搭載するなど大幅に武装が強化されています。
「ヴァルヴァロ」とは?
機動戦士ガンダム0083に登場した宇宙用モビルアーマーで型式番号はMA-06です。
サイズはグラブロよりもさらに大きく、武装は大型メガ粒子砲が1門、ミサイルポッドが2つ、対空ビーム・ガンが2門、110mm バルカン砲が4門、相手を閉じ込める能力があり、陸地がないと使用できない特殊武器であるプラズマ・リーダーが3つ装備されています。
(プラズマリーダーは3つ同時の使用が原則)また、腕に装備されたハサミ状のクローも強力な武器です。
グラブロのように普段は腕は後方に向けられています。
「グラブロ」と「ヴァルヴァロ」の外見の違い
機動戦士ガンダムに登場する「グラブロ」は比較的シンプルな形状をしており、色は明るいブラウン系となっています。
「ヴァルヴァロ」はかなり複雑な形状になっており、色は赤系、腕部にはグレー型の部分があります大きな三つのバーニアが印象的なデザインです。
「グラブロ」と「ヴァルヴァロ」の性能の違い
機動戦士ガンダムに登場する「グラブロ」は水中戦をメインに作られており戦艦を相手の闘いで最も優位性を発揮し、長距離航行も可能な機体ですが、武装にビーム兵器はありません。
機動戦士ガンダム0083に登場する「ヴァルヴァロ」は一年戦争時には開発を放棄していたものという設定があり、プラズマ・リーダーなどが扱いづらいとも言えますが、新しい機体でもあるだけに武装が強力なものになっています。
グラブロは複数作られている設定がありますが、ヴァルヴァロは一機しか作られておらず、それも一旦放棄されているなど、ジオン軍においての設計当時の評価は低めだったとも考えられます。
どちらも直接の後継機はネオ・ジオンになっても登場していません。
まとめ
「グラブロ」と「ヴァルヴァロ」はどちらもモビルアーマーで、ヴァルヴァロはグラブロをモチーフにデザインしたと思われる部分があります。
グラブロの元になった機体がビグロではありますが、ヴァルヴァロの腕周りなどはどちらかと言うとグラブロ寄りです。
なお、ヴァルヴァロのクローアームを元にVガンダムに登場するコンティオのクローのアイデアが出たとされます。