この記事では、ゲテモノ食いの意味を分かりやすく説明していきます。
ゲテモノ食いとは?意味
ゲテモノ食いとは、見た目がグロテスクなもので、普段はあまりすすんで食べない珍奇な食べ物のことを意味しています。
この食べ物は、爬虫類や昆虫などの動植物のことを指します。
ゲテモノ食いの概要
あまり食べたいと思えないゲテモノ食いは、そこに住む人が普段は食べられない生き物や植物をあえて調理して食べることが好きな人で、人から見ると怖いな、気持ち悪いなと思う食べ物を好みの調理方法で調理して食べます。
例えば、イモリを油で揚げてスパイスを振りかけて食べるとか、大型の蜘蛛を素揚げにして食べるなどがそれに当たります。
昆虫であればコオロギをたくさん炒めてオイスターソースで味付けしたり、食べれるゴキブリを揚げてコンソメを振りかけて食べるなど、かなり見た目にインパクトがある料理を食べるのです。
郷土料理ではイナゴの佃煮が代表的で、食糧難の時代に生み出された日本の食文化でもあります。
沖縄ではハブを酒に漬けて、滋養強壮のために飲み、蜂の子を調理して食べるのもゲテモノ食いになります。
独創的なこれらのゲテモノ料理は世界でも食べられており、アマゾンの奥地では猿を茹でて食べますし、アメリカではジュウシチネンゼミを食べる人はいますが、現在ではそれを食べる人は少なく、地元の人から見てもゲテモノ食いと言われてしまうのです。
ゲテモノ食いの言葉の使い方や使われ方
多くの人が今では食べないものを美味しそうに食べることがゲテモノ食いと言います。
そして、人から見て、どう見ても気持ち悪さを感じる見た目や色の食べ物はゲテモノの類に当てはまり、それを好んで食べるのは人から見ておかしいと感じる相手に当てはまる言葉です。
また、ドリアンやクサヤなどは一般的にも食べられているものでグロイものではありませんが、強烈な臭いを放つ独特な香りが嫌う人が多いことから平気な顔をして食べる人をゲテモノ食いと異様な目で見ることがあります。
日本では熊の手を美味しそうに食べる人を「ゲテモノ食いだ」と不快感を表すときに使いますが、反対に相手をそんなにグロテスクなものを平気な顔で食べられるところを尊敬するときにも使われている言葉です。
例えば、皮付きのウツボや豚の耳をバクバクと何個もかぶりついて食べている人には「あなたは本当のゲテモノ食いだ」と尊敬と驚きの気持ちで伝えるときにも使われています。
ゲテモノ食いを使った例文(使用例)
・『そんなグロテスクなものを食べるあなたは憧れのゲテモノ食いだ』
・『ゲテモノ食いは、様々なゲテモノ料理を堪能する』
・『本当のゲテモノ食いは料理を一口食べただけで何かを言い当てる』
グロテスクな食べ物を食べられる人は気持ち悪いとは思いますが、どこか憧れてしまう人もいます。
そんなとき、憧れるという気持ちをさりげなく伝えてみましょう。
また、ゲテモノ食いはイモリだけではなく、蜘蛛から芋虫までなんでも食べられる人もいます。
そして、ゲテモノ料理を知り尽くす人は一口食べただけでもその生き物がなにかを言い当てられるのです。
まとめ
見た目もニオイも調理の仕方も気持ち悪さを感じさせるグロテスクなものを食べられるゲテモノ食いは、いがいと身近な場所にいたりします。
自分がゲテモノ食いだとはあまり言いませんが、密かに通信販売でグロイ食材を取り寄せて食べたり、YouTubeでゲテモノ料理の動画を視聴して楽しんでいる人もいるのです。