この記事では、「コク」と「旨味」の違いを分かりやすく説明していきます。
「コク」とは?
「コク」の意味と使い方について紹介します。
「コク」の意味
「コク」は、「うまみのうち濃厚であること」「内容に深い趣があること」という意味です。
1 濃厚なうまみ。
「こくのある酒」
2 内容に深い趣があること。
「話にこくがない」
「コク」の使い方
「コク」は、味に対して使われることが多く、「複数の風味が混ざり合った複雑な味わい」「濃厚でしっかりとしていること」を言います。
味の基本は「甘味・塩味・酸味・苦味・うま味」の5つであり、これらが丁度良いバランスで混ざり、しっとりとした味わいになっている時に使われる言葉です。
「コク」がある料理と言えば、カレーやシチューなどの煮込み料理や、乳脂肪を原材料としたチーズ系の料理やスィーツなどがあります。
「コク」は、人の感覚によるものであり、明確な定義はないのです。
「旨味」とは?
「旨味」の意味と使い方について紹介します。
「旨味」の意味
「旨味」は「うまみ」と読みます。
意味は「食べ物のうまいと感じる度合い」「かつお節、昆布、シイタケなどでとっただしの味」「芸事が巧みなこと」「もうけの大きい商売のおもしろみ」になります。
「旨味」の使い方
「旨味」は、料理の風味が良いことを言います。
単純においしいだけではなく、深みのあるおいしさを表す言葉です。
「旨味」は、味が濃くなく薄くなく、香りや見た目、食感などが丁度良く感じる時に使われます。
料理で「旨味が利いている」などと使う場合は、だしがしっかりと出ていることを表します。
基本的に、食材の味がしっかりと出ている料理に対して使われる言葉です。
「コク」と「旨味」の違い!
「コク」は「複数の風味が混ざり合いかもしだしている濃厚な味わい」です。
「旨味」は「だしと食材の味が丁度良く出ていておいしいと感じること」です。
まとめ
今回は「コク」と「旨味」の違いをお伝えしました。
「コク」は「濃厚な味わい」、「旨味はだしと食材の味わい」と覚えておきましょう。