「コマンタレブー」と「サバ」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「コマンタレブー」と「サバ」の違いとは?違い

この記事では、「コマンタレブー」「サバ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「コマンタレブー」とは?

あまり聞きなれない言葉ですが、これはフランス語です。

フランス語表記の場合、「Comment allez-vous?」となります。

挨拶のときに使う言葉で、「ご機嫌いかがですか?」と丁寧に接する相手に対して用いるのが一般的です。

日本語での挨拶では、ご機嫌を伺う定型文はありません。

久しぶりに会う人に対して、「ご無沙汰しています」「お元気ですか?」と相手を思いやる挨拶をすることがありますが、頻繁に会う人にこのような言葉を掛けるのは日本にはない独特の文化といえます。

英語では「How are you?」なので、誰もが英語の授業で覚えたことでしょう。

このように西欧では、最初に相手を思いやる言葉を口にするのがスマートであり、マナーでもあるわけです。

そして、「コマンタレブー」と言われたら、「トレビアン(Tres bien). メルシー(merci). 」と応えます。

これはお決まりのやり取りなので、特に詳しく伝える必要はありません。

元気か、そうでないのかで十分です。

また、気遣ってもらったわけですから、「心遣いをありがとうございます」という意味で、メルシーと付け加えます。

さらに、「あなたはどうですか?」と聞き返すのを忘れてはいけません。

気遣ってもらったら、気遣いでお返しをする必要があります。

「エ ヴ?」(et vous?)と訊ね、ここまでが決まり文句なのです。

馴染みのない私たちにとっては、なんとも面倒で無駄なやり取りと感じられますが、彼らにとっては欠かすことのできない社交の潤滑油となっています。


「サバ」とは?

これも同じくフランス語の挨拶です。

「ca va?」と表記します。

「元気?」と訊ねるときの言葉ですが、カジュアルな場面で使います。

そのため、気心が知れた相手に対して使うのは問題ありませんが、初めて会う人や目上の人に対して用いるのは不適切です。

とても便利なのは、「サバ?」「サバ」と会話が成り立つ点です。

「元気?」「元気だよ」という軽快な挨拶。

日本語の場合は、「どうも」くらいの気軽な言葉として使われています。


「コマンタレブー」と「サバ」の違い

「コマンタレブー」「サバ」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらもフランス語で挨拶の際に使われる言葉です。

「コマンタレブー」は改まったニュアンスを含み、きちんとした挨拶言葉です。

一方の「サバ」は同じシチュエーションで使われるのですが、「コマンタレブー」と比較するともう少し気軽な挨拶として好まれています。

つまり、「コマンタレブー」「サバ」よりもきちんとした場面で使うのに適しています。

ビジネスシーンでは、「サバ」ではなく「コマンタレブー」を選べば間違いありません。

まとめ

フランス語は英語よりもさらに使うシーンが限られてしまいますが、挨拶程度は知らないよりも知っているほうがいいでしょう。

いつか役立つ日が来るかもしれません。

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