ガンダムは今なお続く人気シリーズであり、その初代は放映から40年以上たった現在も愛されている作品です。
その敵ロボットと言えば「ザク」ですが、同作のライバルが乗る「シャア専用ザク」はどう違うのか、知らない人も多いでしょう。
この記事では、「ザク」と「シャア専用ザク」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ザク」とは?
「ザク」とは機動戦士ガンダムに出てくる、主人公に対する敵対勢力であるジオン軍が主力として量産しているモビルスーツ(ロボット)です。
一般的に「ザク」とだけ言う場合、「ザクⅡ(ツー)」を指します。
モノアイと呼ばれ左右に動く単眼カメラ、右肩にはシールド、左肩にはスパイクの付いた左右非対称の肩部、緑のカラーリングが特徴です。
ジオン軍の主力兵器だっただけに、状況や用途に合わせたバリエーション、そして高い実力を持ったエースパイロット達のための専用機が多数作られています。
主人公機であるガンダムと並んで、機動戦士ガンタムという作品の象徴とも言える、ファンからも高い人気を持つ機体です。
「シャア専用ザク」とは?
「シャア専用ザク」は機動戦士ガンダムで主人公のライバルキャラであるシャアが搭乗していた、指揮官用の「ザク」です。
「ザク」は主力量産機でしたが、指揮官やエースパイロットには通常の「ザク」に改修を施した指揮官専用機があてがわれ、「シャア専用ザク」もその一つになります。
「シャア専用ザク」の特徴はサーモンピンクに近い赤のカラーリング、額部分から真上に突き出したツノ、そして非常に高い推進力です。
ツノは指揮のために通信能力を強化するアンテナで、推進力は通常より30パーセントも向上しています。
その推進力とシャアの技術が合わさったことで出る速度、そしてそのパーソナルカラーから、シャアの二つ名である赤い彗星の由来になりました。
「ザク」と「シャア専用ザク」の違い
「ザク」と「シャア専用ザク」の違いは、一般兵が搭乗するための量産機と、高い実力を持つパイロットが乗るための指揮官専用機の違いです。
元となっているのは通常の「ザク」であり、それを指揮官機として必要な機能を強化する改修を施し、パーソナルカラーに塗装した物が「シャア専用ザク」になります。
具体的な性能としての差は、額に取り付けられたブレードアンテナによる通信力、30パーセント向上した推進力と、それに伴う燃料積載量の微増です。
質の高い部品が優先的に使われているという設定はありますが、基本的にこれら以外は武装も装甲も通常の「ザク」と「シャア専用ザク」に違いはありません。
まとめ
「ザク」と「シャア専用ザク」はどう違うのか疑問に思う方は多いですが、わかりやすい特徴的な差は推進力向上による速さと見た目の色で、他は意外と通常の「ザク」と変わりません。
通常の「ザク」と一線を画す活躍をしているのは、機体の性能差だけでなく、乗っている人物の性能差によるところも多いです。