この記事では、「ザクI 」と「ザクII」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ザクI」とは?
機動戦士ガンダムのストーリーにおいて旧ザクとも言われるジオン軍が最初に実戦投入したモビルスーツですが、ストーリー上はより新しいザクIIの方が先に登場しています。
ザクI の武装は105mmマシンガンとバズーカ、斧状のヒートホークですが、マシンガンとバズーカはザクIIの時点で新型に変更されています。
ジ・オリジンにおいてはシャア専用のザクIが登場するなど設定的な広がりを見せつつはありますが、プラモデル展開のMSVでは後継機のザクIIがすでに登場していることもあり、新たな設定はガンダムUCのザクIスナイパータイプまで登場しないなどやや不遇な機体でもあります。
「ザクII」とは?
旧ザクの改良型で宇宙用と大気圏用など様々な設定が広がりましたが、機動戦士ガンダムのストーリーにおいてザクと呼ばれる機体はこのザクIIです。
ツノがついており赤系の色に塗装されて推進機が強化されたものがシャア専用機です。
武装は120mmマシンガンとバズーカ、ヒートホークとクラッカーなどですがガンダムに決定打を与えるのは難しかったようです。
ツノのついている隊長機とツノのない一般機で区別することができます。
MSVでは高機動型や嫌い散布のマインレイヤー、水中型などがザクIIの派生機として登場しており、ジ・オリジンでは黒い三連星搭乗の機体が巨大な武器を持って現れています。
「ザクI 」と「ザクII」の外見の違い
明るめの緑をベースに太ももや二の腕がブルー系の塗装なのがザクI。
ややグレー寄りの緑色がメインで、胸や膝の一部に濃いグレーが使われているのが一般のザクIIです。
ザクIIは動力パイプという太ももと膝部分や口部分をまたぎ顔の後でつながるパイプが装備され、ザクIにはない左肩アーマーのトゲ(スパイク)右肩の盾が特徴的です。
(ジ・オリジン登場機体は肩の装備を施したザクIもあり)胸のコクピットハッチもデザインが異なるなど、シルエットは異なりますがよく見ると似ているのがザクIとザクIIです。
「ザクI」と「ザクII」の性能の違い
どちらも標準ではビーム兵器が使えないなど、モビルスーツとしての戦闘力はあまり高くない部類ですが、戦闘機や基地、古い戦艦を相手にするには十分な性能となっていました。
設定的には出力がザクIIの方が上で、力比べなどをした場合はザクIIが勝ちます。
また、ザクIIは盾とスパイクアーマーによってより多彩なシチュエーションに対応しており、手持ち武装もより強くなっています。
作中を見るにザクIはあまり大量に製造されておらず、ザクIIは大量に製造されています。
まとめ
ザクと言えばザクIIのことを指すのが一般的となっており、Zガンダムのハイザック、ガンダムシードデスティニーのザクウォーリアシリーズなどもデザインモチーフはザクIIとなっています。
またターンエーガンダムのボルジャーノンはザクIIとザクIそっくりな機体ですが別物のようです。