「ザーサイ」と「メンマ」の違いとは?分かりやすく解釈

「ザーサイ」と「メンマ」の違いとは?違い

この記事では、「ザーサイ」「メンマ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ザーサイ」とは?

搾菜(ザーサイ)というアブラナ科の植物、カラシナの変種のことです。

日本では、この植物の茎の肥大した部分の漬物を指すことが多いです。

搾菜という植物を日本のスーパーで見かけることはほとんどありませんが、茨城県つくば市や、神奈川県三浦市茎で栽培されています。

この茎の根元の部分がゴツゴツと肥大をしており、茎の肥大部分を漬け込んだものも「ザーサイ」といいます。

作り方を簡単に紹介します。

茎部分を日干し、一度塩につけて発酵させて、その後に塩分を抜き取り、数種類の香辛料をまぶして甕にすき間なく詰め込み、さらに発酵をさせます。

「搾る」という漢字には、しぼる、しぼりとる、しめつけるという意味があります。

「ザーサイ」を作る工程では、しぼったり、甕にぎゅうぎゅうと押し込んでしめ付けるようなことをしたりします。

こういったことから「搾菜」の名がついたといわれています。

この食べものはそのまま食べることはもちろんですが、スープ、炒め物、和え物などにも活用できます。


「ザーサイ」の使い方

搾菜という植物がありますが、日本ではこの植物を使った漬物を指します。


「メンマ」とは?

麻筍(マチク)を使った漬物です。

マチクは中国南部や台湾などに生育するタケ類の植物です。

1mほどに成長したものを収穫し、蒸して発酵させて、天日干しをして作られています。

これに味つけをした商品もあります。

「メンマ」は塩漬けされているので、食べるときには塩抜きをします。

日本で売られているものの中には、調味されており、塩抜きをしなくてよいものがあります。

乾燥している状態のものは、水とともに沸騰させて戻します。

戻すには2~3日かかります。

この食べものは、ラーメンの具材、和え物、炒め物などに使用されています。

「メンマ」の使い方

マチクの漬物を指して使用する言葉です。

「ザーサイ」と「メンマ」の違い

どちらの言葉も、中国で作られており、日本でも食べられるようになった食べものです。

違いは使用している原料と作り方です。

「ザーサイ」は搾菜という原料を使用しています。

これを天日乾燥、塩漬け、甕に入れて発酵という工程を経て作られます。

「メンマ」はマチクを原料にしています。

これを蒸して、天日乾燥させています。

どちらもそのままで食べることができ、また炒め物や和え物に活用されます。

「ザーサイ」の例文

・『ザーサイを食べる』
・『ザーサイばかり食べていると塩分が気になる』
・『ザーサイが入っているサラダ』
・『スープにザーサイを入れる』

「メンマ」の例文

・『メンマが大好き』
・『ラーメンの上のメンマ』
・『メンマを使って和え物を作る』
・『メンマを購入する』

まとめ

中国で作られて、日本でも食べられるようになった漬物を指す2つの言葉ですが、原料と作り方に違いがあります。

違い
意味解説辞典