「シュッとしたゴミ」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

「シュッとしたゴミ」とは?新語・ネット用語

この記事では、「シュッとしたゴミ」【しゅっとしたごみ】の意味や使われ方、例文を分かりやすく説明していきます。

「シュッとしたゴミ」とは?意味

「シュッとしたゴミ」【しゅっとしたごみ】とは、製品のパッケージが格好よすぎてどのような目的で売られているのか分からなくなっていることを意味します。

商品の文字が欧米を意識しすぎて英語になっていたり、デザインが斬新すぎたりと個性的であると本来の意味が消費者に伝わりにくくなりますし、シンプルで格好よさを追求しすぎてほとんど情報が書かれていないサービスも消費者にとっては内容が見えないだけに利用しにくくなるので、「シュッとしたゴミ」になってしまうわけです。


「シュッとしたゴミ」の概要

このスラング用語の由来は電子掲示板の2ちゃんねるの板に書かれていたもので、渋谷駅の再開発に伴う改装工事で駅構内に立てられた番号だけの案内看板があまりにも斬新過ぎて「スタイリッシュすぎる」と話題になったことにあります。

看板には駅名も書かれていない状態で、番号だけが書かれているようなシンプルすぎるデザインで驚くような内容のものでした。

とくに渋谷駅の案内看板には1だのG2と番号や記号だけが書かれている案内板が設置されており、利用する人は何の路線かも分からないのです。

そのようなシンプルすぎる看板を見た人が「デザイナーに騙された」と書き込んだことで話題を呼び、掲示板ではそれ以降街で見かけた公共施設やサービス、商品がデザインに拘りすぎたものを「シュッとしたゴミ」と言うようになったのです。


「シュッとしたゴミ」の言葉の使い方や使われ方

電光掲示板や工事現場の立て看板、駅などの公共施設にある案内に使われているものから、化粧品、日常用品、文房具などの商品の容器、旅行会社、飲食店な、カタログやチラシなどがお洒落に拘りすぎて何を提供したいのか分からない、デザインばかりに気をとられてしまい、商品の信用性に欠けると感じるものであれば「シュッとしたゴミ」に当てはまります。

そして、コンビニやスーパーなどでもオリジナリティ溢れるデザインの商品がいくつか生まれていますが、これらもデザイナーの気取り過ぎた考えが見てとれるようであれば「残念なシュッとしたゴミだ」と言い表せます。

類義語には「デザインの敗北」とあるように、見た目ばかりに拘りすぎて、商品とは無関係に見えてしまうパッケージでは売れないというところから敗北するという意味があります。

「シュッとしたゴミ」を使った例文

・『地方から来た人は東京にはシュッとしたゴミが多いと感じる』
・『化粧品の容器がお洒落になりすぎて何に効き目があるのか分からないものはシュッとしたゴミに見える』
・『渋谷駅は初めて利用する人にとって看板がシュッとしたゴミに見えて困る』
地方から来た人が驚くのは、東京にはシンプルで何を伝えたいのか分からない看板や商品が多いと嘆き、化粧品や日常品でも検索して調べないと何が入っているのか分からないと言う人もいます。

それに渋谷駅の看板は簡潔に文字が書かれていたり、数字ばかりで意味が分からないという人もいて、迷ってしまう人が多いのです。

まとめ

どのような情報を伝えたいのかいまいち分からないサービスや商品は見た目だけに拘りすぎて、本当に買っても大丈夫か、利用してもいいものか消費者が悩んでしまいます。

公共の看板ぐらいは初めて利用する人でもパッと見たとき情報が伝わるようにして、客が困らないようにしてほしいものです。