「ジジババ」とは?意味や使い方など概要

「ジジババ」とは?新語・ネット用語

この記事では、「ジジババ」の意味を分かりやすく説明していきます。

「ジジババ」とは?意味

お爺さん、お婆さん世代の高齢者を指す言葉で、しばしば揶揄したり良くない意味で使われる事が多い。


「ジジババ」の概要

「ジジババ」は、もちろんお爺さん・お婆さんから変化した言葉です。

「おじじ」「おばば」は歴史的には、一般的にお爺さん、お婆さんを指す言葉として普通に使われていた時代もあり、ここからも「お爺さん・お婆さん」を略して「ジジババ」となる変化は自然と言えます。

しかし、先の意味の項で、しばしば揶揄したり良くない意味で使われる事が多いと記しましたが、ここから考えれば、「じじい、ばばあ」とののしる意味を込めて使う言葉が短縮して「ジジババ」となったとも考えられます。

「ジジババ」が余り良い意味で使われないという点ではトランプの「ババ抜き」と、そこから派生した「ジジ抜き」「ジジババ」にも似たイメージが含まれていると言えます。

また最近は孫が祖父母を呼ぶ呼称として、「じーじ、ばーば」が広く使われていますが、この言葉もは首都圏から全国に広まったと言われています。

この言葉も、「ジジババ」と同じように生まれて来た言葉ですが、この呼称には「ジジババ」の様に揶揄したり良くない意味は、当然ですが全く含まれていません。

ちなみに、首都圏で孫のいる人に対する「孫からどう呼ばれているか?」のアンケートでは、「おじいちゃん、おばあちゃん」が祖父からの回答ではが45%ですが、祖母からの回答では30%となっています。

一方の「じーじ、ばーば」は祖父からの回答では39%で、祖母からの回答では41%となっています。

「じーじ、ばーば」の呼称が首都圏では非常に広まっている事が分かります。

しかし九州地方等では10%強に留まっている地域もあります。

以上に様に、「ジジババ」に関連する事を色々考えるだけでも、言葉は生き物のように、ちょっとした表現の変化が生じたり、ニュアンスが変化する事を改めて感じさせられます。


「ジジババ」の言葉の使われ方

「ジジババ」は『ジジババは歩くのが遅くて、邪魔になる事がしばしばある。』や『ジジババには、やはりスマホを使いこなすのは無理ですね。』の様に使われます。

「ジジババ」の類語や言いかえ

「ジジババ」は祖父母世代の高齢者を指す言葉で、同じ意味を表現する言葉としては、「おじいさん、おばあさん」「じいさん、ばあさん」「じーじ、ばーば」など色々ありますが、良くない意味で使われるという点では「じじい、ばばあ」が最もニュアンス的にも近い言葉と言えます。

まとめ

「ジジババ」とは、お爺さん、お婆さん世代の高齢者を指す言葉で、しばしば揶揄したり良くない意味で使われる事が多い言葉です。

「おじいさん、おばあさん」を表現する言葉には色々ありますが、良くない意味が含まれているという点から、ニュアンス的には「じじい、ばばあ」が最も似た言葉と言えます。