「ストーカー」とは?
この「ストーカー」という言葉は、いい意味がない言葉なので聞かないに越したことはないでしょう。
「ストーカー規制法」という法律があるほど問題になっている行為でもあり、決して許されるものではありません。
具体的には、対象となる相手に対し、執拗に好意を寄せることで、それによる「つきまとい行為」のことだと考えてください。
恋愛は、昔から「最後は押しの一手」などとも言われますが、それも度を過ぎると、この「ストーカー」と扱われてしまうので注意しなくてはいけません。
「諦めないこと」とは?
恋愛において、「諦めないこと」と「ストーカー」は似た部分もありますが、問題は相手の気持ちです。
相手が明らかに嫌がっていると分かった時にには、素直に引かないと「ストーカー」だと思われてしまっても仕方ありません。
しかし、難しい部分もあるのは事実で、嫌がっていたとしても、押しているうちに相手の気持ちが変わることもあるものです。
その為、どこからが「ストーカー」なのかという点については議論される問題となることも多いですが、一般的にはその相手が「ストーカー」だと感じれば(もちろん、それに該当する言動があった上で)、「ストーカー」と判断されると考えてください。
日本でも先のように、「ストーカー規正法」(正式には、「ストーカー行為等の規制等」)が2000年の11月から施行されており、「ストーカー」は立派な刑事事件の対象になってしまいます。
「ストーカー」と「諦めないこと」の違い
上にも書いたように、「ストーカー」と「諦めないこと」は、紙一重な部分があります。
問題は、相手がその好意に対してどのように感じているかです。
「ストーカー行為」は、一般的に男性が女性に行うことが多いと言われていますが、その逆も、決して少なくありません。
上で「つきまとい」のことだと書きましたが、そのような「ストーカー」と判断されてしまう可能性の高い行為を、以下で詳しく解説します。
「ストーカー」の具体例
これらの行為を行うと、その程度によっては「ストーカー」だと判断されて、警察より警告があったり、逮捕に至ってしまう場合まであるので注意しなくてはいけません。
「異常な回数の電話やメール」
一日に10回や20回といった回数の電話やメールは、充分に「ストーカー」だと判断される材料になります。
少し話は変わりますが、サラ金(消費者金融)の取り立てでさえ、一日に3回までしか電話を掛けてはいけないという決まりがあるくらいです。
「後をつける行為」
「ストーカー」と言えば、この行為だと考えている人も多いでしょう。
その対象の相手の後をつけるようなことは、「ストーカー行為」となる可能性が高いです。
「待ち伏せ行為」
上とは逆に、その対象がいつも利用している場所などを詳しく調べた上で、そこで待ち伏せするという行為です。
相手をとても怖がらせることになる為(自分の行動が読まれているというのは恐怖です)、「ストーカー行為」の中でも一番「たちが悪い」と判断されます。