「ダビング」と「コピー」の違いとは?分かりやすく解釈

「ダビング」と「コピー」の違い違い

この記事では、「ダビング」「コピー」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ダビング」とは?

「ダビング」とは、「すでに録音・録画されている記録媒体(テープやディスクなどのメディア)から、別の記録媒体に再録音・再録画すること」を意味している言葉です。

「ダビング」という言葉はDVD以前のVHSテープの時代によく使われていた言葉で、「テープに記録されている映像を別のテープに再録画して複製すること」を意味しています。

「ダビング」は、VHSテープに複製するような映像が劣化してくる「アナログダビング」とDVD・ディスクに複製するような映像が劣化しない「デジタルダビング」に分類できます。


「コピー」とは?

「コピー」とは、「映像・音声・文章(テキスト)などをそのままの形で複写することや複製すること」を意味しています。

また「コピー」というのは、「オリジナルの映像・音声・テキストなどのデータを完全な形で複製したもの」のことを示しているのです。

「コピー」という言葉には「ブランドもののコピー」のように、「本物(オリジナル)ではなくて本物に似せてつくったもの」という意味合いもあります。


「ダビング」と「コピー」の違い!

「ダビング」「コピー」の違いを、分かりやすく解説します。

「ダビング」「コピー」「オリジナル(原本)の映像・音声を複写したり複製したりすること」を意味している点では同じなのですが、「コピー」という言葉は「映像(動画)・音声以外のテキスト・データなども含めた複製・複写」のことを意味している違いがあります。

また「ダビング」「アナログダビング」「デジタルダビング」に分けることができ、特にDVD・CDの登場以前のVHSテープ・カセットテープのアナログダビングの場合には、「別の物理的テープへの映像・音声の複製の繰り返しによって、画質・音質が劣化する」という制約がありました。

「コピー」「ダビング」と比べると、「複写したり複製したりする内容が劣化しない前提がある(完全に複製する前提がある)」という違いを指摘できます。

まとめ

「ダビング」「コピー」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「ダビング」とは「すでに録音・録画されたものを別のテープなどのメディアに複製すること(アナログのダビングは完全な複製ではない)」を意味していて、「コピー」「オリジナルと全く同じものとして複写すること・複製すること」「本物に似せているもの」を意味している違いがあります。

「ダビング」「コピー」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。

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