マンガやアニメにはさまざまなタイプのキャラクターが登場します。
数あるキャラクタータイプの中でも定番中の定番として多くの作品で見られるのが「ドジっ子」です。
さまざま様々な作品に登場するだけでなく現実でも見かけることがありますが具体的にはどのような人を指すのでしょうか。
今回は、「ドジっ子」の意味と類義語について解説します。
「ドジっ子」とは?意味
「ドジっ子」とは「頻繁にドジな行動を繰り返す人」という意味の言葉です。
「ドジっ子」の概要
「ドジっ子」の「ドジ」にとは「間の抜けた失敗、注意不足からくるヘマ」という意味があります。
そのようなミスをしやすい人のことを指して「ドジっ子」と表現します。
「ドジっ子」というのはもともと創作物のキャラクターに対して使われる属性を表す言葉でした。
創作物のキャラクターにはそれぞれ役割が与えられます。
ヒーローやヒロインなどの役回りのほかパーソナリティーとしての性格や行動スタイルもキャラクターの属性として設定されます。
「ドジっ子」はそのようなキャラクターに与えられる属性の一種です。
物語の役回りとして「しょっちゅうドジをする人」という属性が与えられたものが「ドジっ子」であり、物語の発端となるトラブルを起こしたり事件を引っ掻き回したりとストーリーに関わる重要な役割を担います。
その他にも「ドジっ子」には「憎めない愛されるキャラクター」という一面もあります。
頻繁にミスをするような人物は常識的に考えれば皆に迷惑をかける嫌われ者になってしまいますが、一般に「ドジっ子」と呼ばれる人物にはそんなミスを笑って許してもらえる愛嬌が備わっています。
愛嬌がなければ「ドジな厄介もの」ですが皆に愛される人柄のおかげで「ドジっ子」として可愛がられるポジションにおさまっています。
現実世界にも「ドジっ子」は存在します。
うっかりミスをしても周囲にかばってもらえたり頑張る姿を逆に褒めててもらえたりと、ドジばかりなのに受け入れられやすい「ドジっ子」属性の人は少なくありません。
もともとは女性を指す言葉でしたが現在では男性に対しても使われています。
「ドジっ子」の言葉の使い方や使われ方
・最年少の彼女はドジっ子として認識されている。
・少々ドジっ子なところはあるが仕事はきちんとやるので信頼は厚い。
・皆がついてを貸してあげたくなる憎めないドジっ子。
・彼女はドジっ子のふりをしているが全て計算づくでやっている。
「ドジっ子」の類語や言いかえ
・天然
「裏表なく素でピントのズレた発言や行動をする人」を指す言葉です。
必ずしもミスや失敗が多いわけではありませんが思い込みや勘違いから起きるトラブルは多く「ドジっ子」に近しい意味合いで使われます。
・おっちょこちょい
「注意力に欠け落ち着きがない」という意味の言葉です。
軽はずみに行動して失敗することが多いことから「ドジっ子」とはとてもよく似た使われ方をされる表現です。
・トラブルメーカー
「たびたびトラブルを起こす人」という意味の言葉で、ミスや失敗が騒動のタネになりやすいという点で共通点が見られます。
「ドジっ子」の起こすトラブルが比較的軽度で簡単に対処できるものが多いのに対し、こちらは大きなもめごとや騒動をたびたび起こす人に対しても使われる「厄介」の程度が強い表現です。
まとめ
今では当たり前に使われている「ドジっ子」ですが、あらためて意味を考えてみるとかなりユニークな表現であることに気付かされます。
知っていて当然とされる言葉なので正しい意味を覚えておきましょう。