ビジネスマンとして最新の経済ニュースは、ぜひとも頭に入れておきたいもの。
この記事では、「ナスダック」と「ジャスダック」の違いを分かりやすく説明していきます。
間違えやすい言葉の違いを正しく理解して、株式の専門用語に強くなってみてください。
「ナスダック」とは?
ナスダックとは、アメリカの株式市場のこと。
1971年にニューヨークで成立した、電子取引の市場です。
アメリカの株式市場は大きく2つあり、ひとつはニューヨーク証券取引所。
そしてもうひとつがナスダックになります。
ニューヨーク証券取引所は、老舗中の老舗。
それに対してナスダックは若くて勢いのある銘柄がそろった、IT系の銘柄がそろう市場です。
ナスダックにはナスダック総合指数と呼ばれる指標があります。
1971年の開設当初の頃から、どのくら成長しているかを表す指標で、現在はいい調子で成長をつづけています。
ナスダックの銘柄の特徴として、IT系の企業が多いこと、そしてベンチャー企業が多いことが挙げられます。
有名な銘柄だとフェイスブックやアップル、グーグル。
日本企業だとマキタやくら寿司などがあります。
時代を色濃く反映する銘柄が多いので、ナスダックの動向を知ると「世界がどう動いているのか」を知ることもできます。
「ジャスダック」とは?
ジャスダックとは、日本の株式市場のことです。
東京証券取引所が運営をおこなっていて、1963年にその源流となる市場が生まれました。
ちなみに東京証券取引所には大きく分けて4つのマーケットがあります。
ひとつが良く耳にする、東証一部。
そしてそれに続く、東証二部。
このほかにマザーズと今回のジャスダックがあります。
東証一部と東証二部に上場するためには、厳しい条件をクリアする必要があります。
それに対してマザーズとジャスダックは条件が緩やか。
新規事業を始めたばかりのベンチャー企業でも参入しやすい環境になっています。
ジャスダックの有名な銘柄としては、日本マクドナルドホールディングスやセリア、イオン九州などがあります。
マザーズと比べて歴史があるので、銘柄もとても沢山あります。
「ナスダック」と「ジャスダック」の違い
株式投資に興味がある方にとって、間違えやすいのがナスダックとジャスダックです。
「ナスダック」と「ジャスダック」の違いを、分かりやすく解説します。
・アメリカ市場か日本市場か
ナスダックはアメリカの株式市場のこと。
それに対してジャスダックは日本の株式市場のことです。
ナスダックは世界に開かれた市場のため、世界の色々な銘柄が参入しています。
ナスダック銘柄として有名なのが、アマゾンやテスラ、キリンホールディングスなどです。
ジャスダックの銘柄には、日本電産や藤井産業などがあります。
どちらも大手からベンチャーまで幅広く受け入れている株式市場ですが、アメリカの市場か、日本の市場かが大きな違いです。
まとめ
株式を運用しようと思っている方にとって、興味深いのがナスダックとジャスダックです。
ナスダックはアメリカの株式市場のこと。
ジャスダックは日本の株式市場です。
どちらも新興企業も参入できる、人気の市場になります。