「ヌルい」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

「ヌルい」とは?新語・ネット用語

この記事では、「ヌルい」の意味や使い方、例文の意味を分かりやすく説明していきます。

「ヌルい」とは?意味

「ヌルい」とは、何事に対しても中途半端という意味があり、どこか物事を完璧にやり通すという考えではなく、中途半端にして終わらせた状態です。

活発的に動くのではなく、「本気は出さなくてもいいだろう」と思い、ちんたらとゆっくりと動き、無理であれば頑張ることなく鈍い動きを見せるのも「ヌルい」人に見られる行動です。

そんな厳しさや我慢する気持ちがない人の行動や考えを揶揄するとき「ヌルい」と叱咤して、気合いを入れてもっと行動するよう注意するときに使います。


「ヌルい」の概要

完璧な仕事や作業するとき、人がしっかり仕事に取り組まない行動を見た人が「ヌルいな」と厳しい目を向けるときに発する言葉です。

やる気のないような動きと表情を見せる人が周囲の足を引っ張っていると思ったとき、しっかり動いてほしいと考える責任感の強い人が使います。

この言葉が若い人に広まったのは、フランスの名門クラブのマルセイユに所属していたサッカー選手の長友佑都氏で、彼が日本に戻って来たときFC東京の選手を見て「ヌルい」と発したことからでした。

どこかサッカーに対しての「思いや熱」が伝わってこない選手の姿に残念な気持ちになり、絶望感に包まれたのです。

「正直ヌルい」と上から目線で言い放った時、周囲からそのコメントにチームが「崩壊するよ」と言う人がいたり、「辞めた方がいい」とさえも言われてしまったのです。

アンチに叩かれた長友選手はサッカーに情熱をかけるベテランなだけに、東京のチームの気合が入っていないプレーや練習風景に危機感を抱き、発言したのです。


「ヌルい」の言葉の使い方や使われ方

団体チームやグループに所属するメンバーの動きが鈍かったり、やる気が感じられないとき「ヌルい空気では駄目だ」と叱責することで気持ちを奮い立たせるときに使います。

この人はやる気がなくて駄目だな、能力を出しきれていないなと感じたとき、そのことに気づかせるためにも「ヌルい」と言って、しっかり練習させたり、勉強させるときに伝えれば「やらなくては」という気持ちにさせる効果をもたらします。

しっかり根性を叩き直させたいと思うとき、やる気がないから根性を改善させるためにもわざと「ああ、ヌルいな」と上から目線で馬鹿にするような言葉を投げかければ相手を苛立たせて、反対に気持ちを奮い立たせるでしょう。

「ヌルい」を使った例文(使用例)

・『あの会社は正直ヌルい』
・『その動きはヌルいぞ、気合を入れろ』
・『このチームはヌルくてやってられない』
社長の考えも社員のやる気もなく、活発的に行動しない会社は他社から見れば情熱が感じられないので、すぐに改善が必要だと思うわけです。

そんなやる気がないように見える相手を叱責するときや、チームの結束ができていないとき団結力を高めるために「ヌルい」と注意して、力を出してもらうために伝えるときもあります。

まとめ

言っていることもやることも人から見ると活発的ではなく、動きが遅いのでやる気が感じられない人を「ヌルい」と言って叱責します。

このような人がいる会社もどこかヌルく、やる気を感じさせないため周囲から孤立したり、嫌われることがあるので注意しましょう。