この記事では、「バナー詐欺」の意味を分かりやすく説明していきます。
よく耳にする用語を、正しく知っておきましょう。
「バナー詐欺」とは?意味
バナー詐欺とは、ウソのバナーを仕込んでおき、クリックすると詐欺サイトに飛んでしまう詐欺広告のこと。
このところ急増している、警戒しておきたい詐欺のひとつです。
そもそもバナー詐欺の「バナー」とは、お店における「のぼり」のようなもの。
サイトを見ていると、真ん中や下の方に出てくる「小さな広告」です。
このバナーをクリックすると、その企業のサイトにつながる仕組みになっています。
バナーには華やかなデザインや、ユーザーの興味をひくセリフが書いてあります。
つい気になってしまうという消費者心理を、たくみに利用したものが「バナー詐欺」です。
バナー詐欺には、魅力的なキャッチコピーが書かれています。
「おめでとうございます」や「あなたは1万人目の訪問者です」など、甘いセリフで呼びかけるタイプが多くなっています。
見たら思わずクリックしてしまうもの、クリックすると詐欺のサイトに繋がってしまうものが「バナー詐欺」です。
「バナー詐欺」の概要
バナー詐欺には、いくつかのパターンがあります。
ひとつは「おめでとうございます型」。
あたかも宝くじが当たったように仕向けて、賞品の送り先として氏名や住所などの個人情報を盗み取るケースです。
このほかにも、よくあるのが「あおり型」。
「ウイルスが侵入しています」など危機をあおって、詐欺のサイトに誘導。
ウイルスを退治するためのソフトを購入させる手口です。
「料金が未納です。
至急お支払いください」と金銭の振りこみを強制してくるパターンもあります。
目の前の画面に書かれていることが真実かどうか、冷静に考えて処理することが大切です。
「バナー詐欺」の言葉の使い方や使われ方
「バナー詐欺」はこのように使います。
・『警視庁はバナー詐欺など、特殊詐欺に対する警戒を強めている』
・『バナー詐欺に騙されて、5万円も課金した』
・『プラモデルの部品が、サイトとまったくちがう。バナー詐欺もいいとこだな~』
バナー詐欺は、ネット上のワンクリック詐欺のことです。
またオンラインゲームのガチャで、イベント内容と実際に出てくるものが違う場合にも使われています。
そしてオンラインショッピングで、サイトと違う商品が送られてきた場合にも用いられています。
「バナー詐欺」の類語や言いかえ
「バナー詐欺」と同じような言葉に、次の言い回しがあります。
・ワンクリック詐欺
・詐欺ガチャ
ワンクリック詐欺は、バナー広告の詐欺のこと。
詐欺ガチャは、詐欺のようなガチャがある「オンラインゲーム」をあらわします。
まとめ
「バナー詐欺」の意味と使い方をおさらいしました。
「バナー詐欺」とは、魅力的なキャッチコピーでユーザーの心をつかむ詐欺のこと。
ワンクリック詐欺や詐欺ガチャの代名詞として使われています。
いつの時代も、甘い言葉にはご用心です。