「ブレーンを作る」とは?意味や使い方、分かりやすく解釈

「ブレーンを作る」とは?意味と使い方

この記事では、「ブレーンを作る」の意味を分かりやすく説明していきます。

「ブレーンを作る」とは?意味

「ブレーンを作る」「ブレーン」は英語の「brain」から来ているカタカナ語で、「ブレイン」と表記される事もあります。

この「ブレーン」は、「有能な顧問やアドバイザーや組織の頭脳・頭脳集団」を意味する言葉で、「ブレーンを作る」とは、「有能な顧問やアドバイザーや組織の頭脳・頭脳集団を作る」と言う意味になります。


「ブレーンを作る」の概要

英語の「brain」の日本語訳としては、「脳」やそこから派生する「頭脳や知力」の意味となります。

しかし、この意味なら「ブレーンを作る」「頭脳や知力を作ると」なり、何を意味するか分からない言葉となってしまいます。

カタカナ語として日本で定着している「ブレーン」は、実は「brain trust(ブレーントラスト)」から来ているものなのです。

アメリカのフランクリン・ルーズベルト大統領が、世界恐慌を克服する政策としてニューディール政策を策定・実施したことは周知の通りですが、この政策を策定したのが、「優秀な頭脳を持った顧問集団」で、それをルーズベルト大統領は「brain trust」と表現したのです。

本来の「brain trust」「信頼できる頭脳」と訳されるべき言葉ですが、日本にはルーズベルト大統領が使った「優秀な頭脳を持った顧問集団」として広がり、しかも「brain trust」「brain」と省略して、カタカナ語として定着したのです。

政治の世界や企業においては、一人の政治家や経営トップがいかに優秀でも、複雑な社会の中で政策や経営戦略等を一人で策定する事は出来ません。

立案する際には、多くの専門家の頭脳と知識や知恵を結集し、サポートを受けなければ不可能と言えるのです。

こうした背景から、自分の右腕となる頭脳集団を作る事が必要で、その組織化を「ブレーンを作る」と表現するのです。


「ブレーンを作る」の言葉の使い方や使われ方

「ブレーンを作る」の言葉は以下の様に使われます。

・『会社内で責任ある立場になれば、自分をサポートしてくれるブレーンを作る必要性が生じます。』

・『私は技術取締役のブレーンとして、全社の技術戦略策定に関わる事になりました。』

「ブレーンを作る」の類語や言い換え

「ブレーン」の類語としては、「右腕」「頭脳集団」「顧問」「アドバイザー」などが挙げられます。

従って「ブレーンを作る」は、「右腕を作る」「頭脳集団を作る」「顧問を作る」「アドバイザーを作る」と言い換える事が出来ます。

まとめ

「ブレーンを作る」「ブレーン」は英語の「brain」および「brain trust」から来ているカタカナ語で、「有能な顧問やアドバイザーや組織の頭脳・頭脳集団」を意味する言葉です。

従って「ブレーンを作る」は、「有能な顧問やアドバイザーや組織の頭脳・頭脳集団を作る」ことを意味します。

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