釣りエサの勘違いしやすい言葉に「マキエ」と「コマセ」があります。
この記事では、「マキエ」と「コマセ」の違いを分かりやすく説明していきます。
正しい見分け方のコツを知って、愉快なフィッシングをおこなっていきましょう。
「マキエ」とは?
「マキエ」とは魚をおびき寄せるエサのこと。
漢字で書くと「撒き餌」です。
主に磯釣りでつかわれる、エサのひとつになります。
「マキエ」を撒いておくと、遠くにいる魚を釣り場におびき寄せることができます。
魚は嗅覚が想像以上に鋭いので、マキエがあると臭いにつられてやって来ることが多いです。
マキエを作る場合は、大きめのバケツに配合エサとオキアミなどを入れます。
また混ぜる途中で、少量の海水やパン粉を加えていきます。
海水やパン粉を加えるのは、固さを調製するためです。
マキエを作り終えたら、ウキや仕掛けを入れる前や後に、タイミングを見計らってマキエを投入していきます。
潮の流れが早かったり、風向きが変わったりするとマキエも流されてしまうことがあります。
何度もトライするうちに、ベストな場所がつかめてきます。
習うより慣れろで挑戦してみましょう。
「コマセ」とは?
コマセも釣りの専門用語です。
「こませあみ」を短くまとめた言葉で、魚を捕まえるためのエサのこと。
地域によっては、魚を寄せるのでヨセエと呼んでいることもあります。
コマセも磯釣りや堤防釣りのメジャーなやり方で、沖でのルアー釣りにはあまり用いられません。
コマセを作るときは、冷凍のアマエビを解凍してつかっていきます。
自然解凍だと時間がかかってしまうので、海水を少しだけ混ぜて柔らかくしていきます。
上級者になると解凍したアマエビに市販の集魚剤を混ぜて使う人もいます。
集魚剤を入れると、コマセに粘り気がうまれて、海に投げやすくなります。
コマセを投げるときは、少量ずつ。
その前に投げたコマセが無くなってから、次のコマセを投げます。
一般的に魚は潮の流れがはやい場所にあつまります。
よく魚が釣れそうなスポットをあらかじめ見定めておくことも、コマセ釣りを成功させるポイントになります。
「マキエ」と「コマセ」の違い
「マキエ」と「コマセ」はどちらも釣りの用語ですが、初心者にとっては見分けがつかないこともあります。
「マキエ」と「コマセ」の違いを、分かりやすく解説します。
・マキエの中に、コマセがある マキエは「撒き餌」のこと。
魚が好きそうなエサをおとりにして、堤防付近にいる魚をおびき寄せる作戦につかわれます。
一方でコマセは、撒き餌のひとつです。
おもに真空アミエビや冷凍アミエビに集魚剤をまぜて、仕掛けをつくっていくやり方をこう呼んでいます。
マキエには配合エサとオキアミを混ぜるなど、釣り人によってオリジナルのやり方があります。
まとめ
「マキエ」と「コマセ」の違いをお伝えしました。
どちらもウキ釣りや堤防釣りで、魚をおびき寄せるためのエサのこと。
マキエは撒き餌をあらわし、コマセは主にオキアミを入れた撒き餌を指しています。
フィッシング用語に詳しくなって、釣りライフをさらに楽しんでいきましょう。