「マジ切れ」
マジ切れというのは俗語であり、特に若者が使う表現です。
マジとは漫画などで本気と描かれることもありますが、真面目の略語であり、全力を出す、ふざけているわけではない、といった意味を表します。
切れはという意味であり、対人関係等において高ぶってしまった怒りが我慢の限界を超えて一気に露になる要素を指しています。
「マジ切れ」の意味
マジ切れというのはマジという言葉とキレるという表現が合わさった表現であり、本気で怒りが一気に爆発してしまった、などという意味を持っています。
ただキレるのではなく、本気で怒りが爆発する、本気で感情が高ぶる、などといった意味を持っているのです。
ビジネスの場では使わない方が良い表現であり、あくまでもプライベートや親しい間柄で使える表現だと言えるでしょう。
「マジ切れ」の言葉の使い方
マジ切れというのはあくまでもここで使われる表現であり、文字で書かれるという事はあまりありません。
若い人が使う傾向にありますが、最近では仕事中にマジ切れする人が増えているなどと言って若い人たちが感情のコントロールができていないという状態を問題視して使われることもあります。
「マジ切れ」を使った例文・短文(解釈)
それならば、マジ切れという表現はどのようなニュアンスで使われているのでしょうか。
ここではマジ切れという言葉の例文をいくつか紹介します。
「マジ切れ」の例文1
「最近は仕事中にもマジ切れをする若者が増えていて困ったものだよ」
仕事中は本音と建前を使い分けなければいけません。
特に建前は大切であり、たとえ相手に同意できなかったとしても動揺するような素振りを見せたり、自分の意見を真っ向から主張しないなどといった工夫が必要になります。
しかし、最近はそのようなことができない若者が増えていると言われており、マジ切れする若者さえ増えていると言われています。
上司から間違いなどを指摘された時にそれを素直に受け止められず、その場で仕事を辞めてしまうなどといった人もいるのです。
「マジ切れ」の例文2
「10代の息子がすぐにマジ切れをするようになって嫌になる」
思春期は非常に敏感な時期ですよね。
自分の子供が幼いうちは素直だったのが、成長するに従って反抗期を迎え、10代になったら思春期となってさらに扱いが難しくなるということもあるのではないでしょうか。
特に母親と息子などといった組み合わせでは性別の違いもあり、お互いに理解できないということもあります。
そのため、息子の扱いに悩む母親は少なくないと言われています。
「マジ切れ」の例文3
「あのような不当な扱いを受けて彼がマジ切れをした」
マジ切れという表現には良いイメージがありません。
しかし、その一方で誰かから不当な扱いを受け、誰がどう見ても「いや、あれは仕方ないよ」と思うこともあるのではないでしょうか。
誰がどう見ても怒りを感じる、マジ切れしても仕方がない、という状態は少なからず存在するものです。
マジ切れしてしまうような不当な事は起こらないでいて欲しいものです。
「マジ切れ」の例文4
「とにかく夜勤を増やされてしまい、彼女がマジ切れした」
医者などには夜勤をしなければいけない時があります。
もちろん夜勤をすればそれなりにお給料が増えるというメリットはありますが、その一方で負担がかかります。
家族がいる場合は家族関係にも影響が出る可能性がありますし、幼い子供がいる場合はなおさら夜勤が大変になります。
夜勤ばかりしていると身体的な負担が増えてしまい、体が疲れてしまっていざというときに大切な判断ができないという危険もあります。
夜勤を減らすべきだと言っているにもかかわらず、夜勤を増やされてしまったらマジ切れしてしまうかも知れませんね。