「マッチョ」と「ムキムキ」の違いとは?分かりやすく解釈

「マッチョ」と「ムキムキ」の違いとは?違い

「マッチョ」「ムキムキ」はどちらも筋肉隆々とした肉体をイメージさせる言葉ですが、語源や細かな意味などが異なります。

双方の違いや適切な使い方を知って、言葉における知識を深めましょう。

この記事では、「マッチョ」「ムキムキ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「マッチョ」とは?

「マッチョ」「男性らしさ」「筋骨が逞しい様子」「筋肉美に優れた男性」といった意味があり、スペイン語で「オス」を意味する“macho”が語源とされています。

また、“macho”から転じて“machisumo”(男性優位主義)という言葉が生まれたことから、“macho”についても「男性らしさの誇示」「男性優位主義」の意味で使用されるケースがあります。


「ムキムキ」とは?

「ムキムキ」「筋肉が盛り上がっている状態」のことを指し、ドイツ語で「筋肉」を意味する“mucki”が語源とされています。

日本では、「筋肉タレント」の元祖といわれる「ムキムキマン」の登場で普及した言葉という見解もあります。


「マッチョ」と「ムキムキ」の違い

「マッチョ」「ムキムキ」の大きな違いは、「語源」「言葉の意味」にあります。

語源については「マッチョ」がスペイン語由来なのに対し、「ムキムキ」はドイツ語由来の言葉となっています。

言葉の意味については、「マッチョ」「筋骨がたくましい様子」「男性らしさ」「男性優位主義」など多角的な意味を持ち合わせている一方、「ムキムキ」はどちらかというと「筋肉のみ」にフォーカスした言葉といえるでしょう。

次に、「マッチョ」「ムキムキ」の違いを分かりやすく解説します。

「マッチョ」の例文

「マッチョ」はポジティブな意味合いで使用される場面が多いものの、状況によっては「高圧的な」などネガティブな意味で使用される場合もあります。

また、「オス」が語源ということから「男性に関する意味」が多くありますが、最近では「筋骨たくましい女性」「マッチョな女性」と呼ぶなど性別に関係なく使用される傾向にあります。

なお、海外では“machisumo”のイメージから「男性優位主義」を指す場合が多いため注意が必要です。

・『うちの父親はマッチョな肉体を目指して連日ジムに通っている』
・『彼は華奢だが、細マッチョになりたくて日々トレーニングしている』
・『ガリガリな女性より、どちらかというとマッチョな女性が好みです』
・『上司のマッチョな言動には辟易する』

「ムキムキ」の例文

「ムキムキ」「筋肉」に焦点をあてた言葉で、「たくましく盛り上がった筋肉」「筋肉隆々の肉体」を示す際に使用します。

・『彼はボディビルダーのようなムキムキな肉体を目指して毎日筋トレに励んでいる』
・『現在父親は太っているが、若いころは筋肉がムキムキだったらしい』
・『彼女はムキムキ過ぎる男性が苦手と言っていた』
・『筋肉をムキムキにするにはトレーニングだけでなく食事に注意することも重要だ』

まとめ

「マッチョ」「ムキムキ」は同じような意味を持つと思われがちですが、細かく検証すると言葉の意味や由来、使い方などに違いがあることが分かります。

二つの言葉を正しく理解して、言葉の豆知識として参考にしてください。

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