この記事では、「ムダ毛」と「産毛」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ムダ毛」とは?
美容や化粧のさまたげになる毛のことです。
むだには、役に立たないという意味があります。
役に立たないものを持っていると、ときに邪魔になります。
顔や腕などにむだなものがあると、美容や化粧のさまたげになります。
そういった毛を指して「ムダ毛」といいます。
毛には、皮膚の保護、体温の保持、知覚機能、排泄機能などの役割があり、本来は役に立たないものではありません。
しかし、生活環境の変化や美意識の変化などによって、毛をむだだと感じるようになりました。
「ムダ毛」は全身のいたるところに生えます。
たとえば、顔、わき、脚、腕などです。
しかし、同じ部位に生えている毛でも、「ムダ毛」と感じる人もいれば、そうでない人もいます。
たとえば、胸に毛が生えていたとします。
これを美容のさまたげになると思えば「ムダ毛」になりますが、かっこよさを象徴するものだなどと思えば、その人にとっては「ムダ毛」ではありません。
女性が鼻の下に毛が生えていると「ムダ毛」と感じることがありますが、男性の場合だとそうは感じない場合もあります。
「ムダ毛」の使い方
美容や化粧のさまたげになる毛を指して使用する言葉です。
本人がむだだと思う場合に使用することが多いです。
「産毛」とは?
「産毛」には2つの意味があります。
一つは、生まれたときから赤ん坊に生えている毛です。
生まれたばかりの赤ん坊は、毛が全くないつるつるな状態なのではなく、頭などに柔らかく細い毛が生えています。
この毛のことをいいます。
もう一つの意味は、人の顔などに生える柔らかく細い毛です。
生まれたばかりの赤ん坊だけでなく、成長してからも人間には細く柔らかい毛があります。
この毛が生えやすい場所は、顔や首筋です。
植物の若葉などに生える柔らかい毛のことも指しています。
「産毛」の使い方
細くてやわらかい毛を指して使用をする言葉です。
生まれたばかりの動物には毛が生えていますが、この毛を指して「産毛」とはいわないことが一般的です。
「ムダ毛」と「産毛」の違い
どちらの言葉も人間の体に生える毛を指しています。
同じ部位に生えていても、2つの言葉は使い分けされています。
「ムダ毛」とは美容などのさまたげになる毛のことです。
「産毛」は柔らかく細い毛のことです。
柔らかく細い毛の中でも、美容や化粧のさまたげになるとされれば「ムダ毛」と呼ばれることもあります。
「ムダ毛」の例文
・『クリニックでムダ毛の処理をしてもらう』
・『ムダ毛に困っている』
・『ムダ毛のないつるつるな肌』
・『カミソリでムダ毛の処理をする』
「産毛」の例文
・『産毛があって化粧のノリが悪い』
・『産毛の処理をする』
・『赤ちゃんの産毛』
・『産毛が目立つ』
まとめ
2つの言葉は人間の体に生える毛を指しているのですが、生える部位や毛の状態などによって呼び方が違います。